バスケワールドカップとスラムダンクとサピエンス全史と | ねじまき鳥

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つれづれ日記

 

もう

ほんとに

 

頭に浮かんでることを

なんの説明もなしにただただ羅列したいだけなので

 

バスケもワールドカップもスラムダンクも

ましてやサピエンス全史なんてもんには何の興味も無し!

 

って方は、また次回の記事でお会いしましょう

 

 

 

悪しからずずず、、

 

 

 

・・・

 

 

 

今回のバスケのワールドカップ

 

 

 

もう毎回

テレビの前で正座して見てるんだけどさ

 

 

 

格上チーム相手に

食らいつく様ががむしゃら過ぎて

 

ともすれば

カッコ悪くすら見えそうなほどの 

その泥臭さと必死さが

 

なんだってこんなにかっけーんだ!!

本気でしびれております

 

 

 

たとえば

一昨日のvsベネゼエラ戦

 

報道の通り

比江島がめちゃくちゃすごかったんだけど

 

でも

比江島が神がかってたまさにその時

 

体張ってディフェンスしたり

オフェンスボールにするために

リバウンドをとったり

スティールしたりしてたのは馬場だった

 

 

 

大逆転したフィンランド戦

 

僕はもう全然動けなかったけど

みんなががんばってくれて

 

って

ワタナベは言ったけど

 

あのマルカネンを封じ込めて

仕事させなかったのは他でもないワタナベだった

 

得点にこそ結び付かなくても

ワタナベがベンチにいる時の守備を穴にしなかったのは吉井だった

 

 

 

記録には載らないとこで

いかに体を張れるか

 

ワタナベがそれを体現してくれてるし

彼がそれを愚直にやり続けているから

 

他の選手はもう

ワタナベ以上にそうするしかないわけで

 

 

 

んで

ここからは

 

私の独断と偏見と思い込みによる

妄想劇場なんだけどもさ

 

 

 

しんどい展開の時に

ほとんど自動的に

今の状況に呼応するスラダンのシーンが脳裏に浮かぶのが

本当にすごいな

 

と思ってて

 

 

 

Fibaの公式ですら

スラムダンクのことを引き合いに出してきたけど

 

今回の2連勝は

まさに

 

格上山王相手に満身創痍で戦った湘北そのもの

なのよね

 

 

 

 

 

 

 

 

vs山王戦にて

 

後半のスコアは26-2…

しかしそこまでの力の差はねぇ

絶対に もう1度ウチに流れがくる

その時を10点差くらいで迎えられたら、、

 

脳内で思う司令塔リョータ

 

 

 

そう

例え負けていても必死に食らいついて

その差を10点差くらいにできていたら

次に流れが来たときにいける!

 

みんなが思ってる

 

 

 

少しずつ

点差が埋まってきたとき

 

花道の

ゴリ!まだ行けるよな?

のセリフがよぎる

 

 

 

ふらっふらでも

スリーを打ち続けるミッチー

 

それは

赤木がスクリーンをかけてくれるから

 

その一瞬の隙を見て

リョータがパスをくれるから

 

シュートをはずしても

花道がリバウンドを取ってくれる

って信じきってるから

 

 

 

1本のシュートが決まるまでに

みんながそれぞれの持ち場で体張ってる

 

 

 

比江島のあの3ポイントには

比江島が打ってるんだけど

 

みんなで打ってるってくらい

すんげーいろんなもんが宿ってる

 

 

 

・・・

 

 

 

スラムダンクを映画化したとき

マンガの通りにプレイしてみたら

その時間が秒単位でぴったりだったらしい

 

 

 

それほどリアルだということではあるけれど

 

とはいえ

スラムダンクはもちろんフィクションで

 

彼らは実在しない

 

 

 

どんなに感動したところで

所詮マンガでしょ

で終わってしまってもおかしくない

 

 

 

なんだけど

 

 

 

その物語がみんなの中に確実にあって

それがもはや共通認識になっている

 

ってのが

今私が言いたいことで

 

 

 

この

 

スラムダンクの精神を

共通の認識としてみんなが知っている

 

ーましてや今年の映画の影響で

何十年も前の話をホットに蒸し返されたばかりー

 

というこの状態がね

 

『サピエンス全史』

につながってくわけです

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に言っとくと

私はこの本を読み終えておりませぬ

 

いっちょかみもいいとこ

 

だし基本難しいから

解釈違ってるとこもあるかも

 

でもまあ

とりあえず語らせて

 

 

 

ホモサピエンスはなぜ他の種族を絶滅させ得たのか?

って話なんだけどさ

 

 

 

他の種(例えばネアンデルタール人とか)に比べて

特別強いわけでも賢いわけでもないのに

なぜ?と

 

 

 

その話の中に 認知革命 ってのが出てくるんだけど

 

それが

私なりの言葉で言うと

 

物語の共有

なのです

 

 

 

それまでは今目の前で起きてることに関して言葉を発することはできても

噂話やら作り話のような

いわゆる虚構を共有することはできなかったんだそうな

 

 

 

それができるようになったことで

ホモサピエンスは驚くほどその勢力を拡大していったんだって

 

 

 

例えば

 

それまでは

こいつがライオンを倒した

と、目の前でそれを見た人だけがその事実を知ったわけだけど

 

それをホモサピエンスは

この村にライオンを倒したやつがいるらしい

という噂話に転化させ

 

尚且つ

 

実は俺がライオンを倒したのだ

と嘘をついたり

 

我々のリーダーはライオンを倒した

今やライオンは我々の守護神である

我々はライオンのように強いのだ!

我々は守られている!

 

という虚構にまでしていったのだとか

 

 

 

これの何がすごいかっていうと

 

そもそも人類がなんとか意思統一をするのにギリギリの数っていうのが

150人くらいらしいんだけど

 

この虚構を取り入れられたことで

一気に150を越える集団を組織することが可能になったってとこなのよね

 

 

 

そう、

つまり

 

バスケをしている人なら

読んでない人はいないであろうスラムダンクっていう虚構が

 

もはや前提として組み込まれている世代が織り成す

今の日本バスケ

 

 

 

ドリブルこそチビの生きる道なんだと

 

リバウンドを制するものが試合を制すのだと

 

諦めたらそこで試合終了なのだと

 

全員の中に刷り込まれてる

 

 

 

スラムダンクは

バスケットのバイブルだって言われてるけど

 

そのほんとの意味は

こういうことな気がする

 






日本がかつてないほど強いのは

同じ物語を共有しているからではないだろうか


そしてその物語が

決して諦めない者たちの物語だからではないだろうか


というのが

私の立てた仮説




 


 

井上雄彦が

数十年前に仕込んだ時限爆弾が

今、そこらじゅうで爆発を始めてるように

私には思える

 

 

 

・・・

 

 

 

とまあ

ここまで

 

詳しい説明なしに突っ走りましたが

なぜこんなに急いでアップしているかというと

 

今日の最終戦を見て欲しいからです

 

 

 

20時から

始まります

 

 

 

これに勝てば

日本は自力でパリ五輪への切符を手に入れる

 

 

 

今の日本代表のバスケは

バスケを知らない人が見ても

きっと

胸をうたれるんじゃないかな

 

 

 

みんなで応援しよう

 

 

 

んでは!