こんにちは、TOMOTです。




通院やら私用やらの関係で、少し更新が途絶えました。

ご心配をお掛け致しまして申し訳ありません。

まだ色んなところがアレですが、早めに治します!


熊本で大きな震災がありました。


一生懸命生きていたって、怠惰に怠惰を貪ったって、明日は必ずやってきます。

確かに明日はやってきます、その明日は、けれど自分の明日とは限りません。

当たり前のようにやってくる明日は、当たり前のように不確実で、不確定で、不安定な未来です。


希望に満ちた明日を迎えられなかった、熊本を始め全ての人にご冥福を。

明日を迎えられた方々が、一日も早く幸せな生活に戻れますよう。

心よりお祈り致します。



それでは、土日恒例COCOON先生お願いします!


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ハナミズキは、「平和の架け橋の花」と言われています。

どうしてでしょう?
それは100年程前、日本とアメリカの“親しみの証”として、東京からワシントンへ桜の木を贈りました。

そのお返しとしてワシントンから東京へ贈られたのが、ハナミズキの木でした。

また、こういうお話もあります。

イエス様がすべての人間の罪を背負って、十字架にかけられたことはご存知だと思います。

その十字架は、ハナミズキの木でつくられました。

ハナミズキはクリスチャンにとって、許しを表す木であり、平和を表す木。とても大切な意味を持っているのですね。
そんなハナミズキの花が、イリナの入り口で子ども達を高い所から見守っています。

おとなりのお庭の木ですが、真っ白なハナミズキにうっとり……。

いつかイリナっ子達が大きくなって、日本と世界をつなぐ平和の架け橋になってくれますように……。






イリナの子ども達、今日もそれぞれが夢中になるお仕事を次々に見つけ、一人で、またはお友達と一緒に取り組んでいました。

そんなお仕事の時間にも、あちらこちらで小さな平和の芽を見つけました。

こんな小さな子どもたちの日常から、平和の芽がどんどん伸びて行きますように……。


【巻数字】年長と年中の女の子たち

黄色バッチさんがわからないことを教えている青バッチさん。

巻数字を書きながら「5にひとつ増えると6でしょう? だからここは6になるの」と。

わかるように、1のビーズを10個持ってきて、1つずつ増やしながら説明していました。




【クッキーの順番表】年長と年中の女の子たち


今日のクッキーはだれのお当番?

と聞いている年中の女の子。

さっと表を捲って教えています


「あと二人が終わったらできるからね? 待っててね?」と。



【野菜の皮むき】桃バッチの男の子

帰りの会でみんなに自分が切ったきゅうりを配りたくて、小さな手に包丁を持って一生懸命に切る桃バッチさん。

皮むきで皮をむいて、「これ、ナイナイ」と言いながら、つまんで捨てます。

まな板に残っている小さな皮も、つまんで捨てます。

包丁の扱いはお見事!

躊躇することもなく、大胆にトン!トン!トン!

そして最後は、自分が使ったものをきれいに洗って拭きました。







【五十音並べ】年長の男の子

五十音はすっかり覚えているので、今日はわざと違う順に並べて読んでは、並べ替えて、また読んでは、並べ替えて……。

「あうえおい~ くけきかこ~……」

聞き慣れた並びではないため、「どうしたの?」「だいじょうぶ?」と見に来る子どもがいました。

そんなことはお構いなしに「しせすそさ~ ちつたてと~……」

最後は本当の順番に並べて、「なにぬねの~ はひふへほ~……」と歌うように読み、満足そうに片付け始めました。





【毛糸の長さはこのくらい???】年長の女の子

子どもにとって、「このくらい」という表現ほどわからないものはないのです。

大人であれば、〇〇cmくらいとか、指や手で示してこのくらいと言われればすぐにわかります。

でも子どもにはそのような表現では伝わりません。そんな時……

「机の端から端までの長さ」とか「〇〇ちゃんの指の、ここからここまでの長さ」と、具体的に伝えるとわかります。

ポンポン作りで最後にキュッとまとめる毛糸を、机の長さを自分ではかって切りました。

手を離すと動いてします毛糸。

どうすれば自分で切れるのか、真剣な表情でした。





【クッキー作り】年長の女の子

クッキーを作りたいけれど、クッキーの順番表の前に男の子の名前が書いてありました。

そこで、その男の子を呼んできて、「今日クッキーの順番だけど、つくる?つくらないなら先にやっても良い?」「今日はぼくね、あっちで忙しいから、いいよいいよ。作っちゃって!」

些細な会話、でもそこには大切な心遣いが隠れていますね?





手際が良い!

テキパキテキパキ……。

ココアを混ぜた粉は、水の量をほんの少し増やさないとパサパサしてしまいます。

この女の子は今までに、水を入れすぎてベチョベチョになってしまう経験をしてきました。

ですから、「ほんの少し」ということがどのくらいか身体が覚えています。



そしてクッキーの生地をまな板に乗せる時、まな板に生地がくっついてしまう経験もしてきました。
ですから、ほら?「打ち粉」をすることも知っています。






そう言えば、クッキーを作り始める前に、入り口にあるかばんの数を数えます。

なぜでしょう?

そう!

今日の出席人数がわかるのですね?

その数に、今日来ている先生の数と、家族へのおみやげの数を合わせます。

今日は、こんなにたくさん出来ました。

帰りの会で配るのを、みんなが楽しみにしています。







【音感ベル】年長の女の子

イリナに入ると、目の前の棚にこの音感ベルが並んでいます。

そこに置いてあって当たり前になっていて、触ること無く通りすぎてしまう子どももいますが、誰かがこのお仕事を始めると、心地良い音に耳を傾けています。

そして、自分もしてみようかな?

と、興味を持つきっかけにもなるのです。

今日は、この女の子のきれいなベルの音色を聴いて、4人の子どもが音感ベルのお仕事に取り組みました。

カンッ!カンッ!

と、強く叩いてしまう子どもがいると、手を持って「こうやって優しく叩くのよ?」と教える子どもがいます。

こうやって覚えていくのですね?





【着衣枠:ボタン】桃バッチの男の子

チリ~ンと鈴が鳴って、お仕事からお祈りの時間に移ります。

その時に、机の上に出してあるものを急いで片付ける子どもや、終わらせる子ども、後で続きをすることにしてすぐに集まる子ども、色々です。

彼は?

鈴の音が聴こえていません。

集中して、ボタンと格闘中!





イリナの目の前に広がる、広い広い公園、中河原公園は、子ども達にとっても先生にとっても、新しいつながりを見つける場所です。

年齢を超えて、一緒に遊びます。




時には、仲間に入れてもらえなかったり、転んでしまったり、ボールを奪われたり……。

色々なことがあっても子ども達は帰る時までに解決します。

今日は、帰りの会の後に自主的に集まって、話し合いをする子ども達がいました。

「ダメって言われたのが悲しかった!」

「でもその前に、〇〇くんがぼくに嫌なことをしたじゃない!」

「そうだったかな。たしかにそんなことを言ったな……」


時には、先生が中に入って話し合いもします。

「新しく迎えたふたりの友達も、一緒に遠足に行ったりお泊り保育もする“イリナのおともだち”になったのよね? 一緒に一年間楽しもう! お~!」



みんなが帰った後、少しイリナに残って過ごす子どももいます。

思い思いのことを、じっくりと取り組む静かな時間です。

先生の掃除のお手伝いをしたり、大好きな折り紙をしたり、釘打ちをしたり、お庭の花壇に水をまいたり。

普段なかなか時間をかけて取り組めない事を、自分で見つけます。

お母様がいらっしゃるまで、安心して、穏やかに過ごしています。









子ども達の中にある、小さな幸せの芽。

良い土と、太陽の暖かな光と、きれいな水をたっぷりと受けて、ハナミズキのような平和を感じる花を咲かせますように……、と願いながら、
イリナを後にした、COCOONでした。


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今回も、素晴らしい記事をありがとうございます!

子ども達の生き生きとした表情が目に浮かぶようですね!



今日は風がとても強く、雨も横殴りです。

年々強くなる春嵐の先にある、穏やかな実りの季節を目指して日々精進させて頂きましょう。




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以上、TOMOT&COCOON先生からでした。