どうも、TOMOTです。



GWも終盤、皆様は如何お過ごしでしょうか。
イリナは暦通り、カレンダー赤い日がお休み・黒い日は通園日でした。
登園した子ども達が「おやすみもいいけど、はやくイリナいきたいね! みんなであそびたいね!」と笑いながら話していて、子ども達にとってのお友達同士の関わりの偉大さを目の当たりにしたような気がしました。
大人になって今一度、自身にとって切っても切れない親友的繋がりの人と、そんな話がしてみたいなと回想した黒い日でした。


さてさて、それではお待ちかね。
GWは休日担当COCOON先生の記事で飾らせて頂きます!

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4月26日(火)


イリナの入り口で、小さな洞窟の中で手を合わせるマリア様が、いつも変わらずにみんなのことを待っています。
これを「ルルドのマリア様」と言います。



今日はそのお話しを書きます。


フランスのピレネー山脈のふもとにルルドという小さな村があります。
その村の貧しい水車小屋に、ベルナデッタという女の子が家族と住んでいました。



ある日、妹と友達と一緒にたきぎのための木を集めに行った時、ベルナデッタの前に静かにマリア様が表れました。
ベルナデッタはこの場所で、初めて現れた時から数えると18回もマリア様に会っています。
でもその姿は他の人には見えず、ベルナデッタにしか見えませんでした。

その後、カトリックの教会はその話を本当のお話しとして認め、
その時のお姿と同じように手にはロザリオを持ち、
水色の衣をまとい、
穏やかな表情で祈るマリア様を同じ場所に作ったのです。


また、9回目にベルナデッタがマリア様とお会いした時に、
マリア様が指で示してくださった場所から湧き水が溢れ、
その水によって多く人々の病や怪我が治りました。
今では、怪我が治って使わなくなったたくさんの松葉杖が、
マリア様の洞窟の下にお捧げしてあります。


そして今でも一日に12万2400リットルの水が湧き出すルルドの泉の水を求め、
またベルナデッタの前に現れたマリア様に祈るために、
世界中から多くの人がルルドの村を訪れています。


そんなルルドのマリア様を、キューッと小さくしたものが、
イリナの入り口にはあります。



あらら?
洞窟に登っているお友達、いませんか~?
あらら?
マリア様の存在を知らなかったお友達、いませんか~?


ぜひ、朝イリナに入る前や帰る前に、マリア様にご挨拶してくださいね。
マリア様はみんなの事をいつも見守っています。

さて……

【二項式の立方】と【三項式の立方】年長の女の子
この教具は、名前を聞くと、
「エッ??? 子どもがそんな難しい事を……」と思われがちなお仕事です。
でも子どもにとっては、まるで宝箱やびっくり箱を開く時のような気持ちで蓋を開けて、
中に入っている小さな積み木を出して、再び元の形に戻す…と言う、
ワクワクするお仕事なのです。

私も、幼い頃にとても魅力を感じて、憧れていたお仕事です。


ワクワクしながら蓋を開けると、
蓋や側面に描かれている平面の絵と同じように積まれた立方体が表れます。
ひとつひとつの積み木を机に取り出して、
色ごとにまとめたり、一段ごとに積んだりします。

【二項式の立方】








全ての段を積めるようになった後は、
切り口に沿って左右や前後に動かして見てみます。
子どもは、切り口の並び順も、
側面に描かれている平面の絵と同じになっていることに気づきます。


【三項式の立方】









3本の指でつまみながら、ひとつひとつの立体を扱う時、
積んでみて、どこかが合わないとわかっているけれど、積み間違えたところが見つからない時、
立体の向きを変えれば良いのはわかっているけれど、どの向きにすれば良いのかを考えている時、
崩さないように気をつけながら、切り口にそって左右や前後に滑らして動かす時、
子どもの指先と、目と、頭の中では、神経がピンッと張り詰めて集中しています。


子どもはこのような教具を通して、
二項式の立方では8個の立体を、三項式の立方では27個の立体を使いながら、
(a+b)の3乗の項式や(a+b+c)の3乗の項式を、
無意識に感じながらお仕事をしているのです。


【クッキー作り】年長の男の子と桃バッチの男の子(兄弟)

お兄さんのそばを片時も離れずに、お手伝いしています。
「待ってて?」と言われたら、ひたすら待っています。

「ちょっとだけ水を入れて?」と言われたら、ほんの少しだけ水を入れます。
「まだ焼いてないから食べないで」と言われたら、口に入れようとしていたかけらを戻します。
「これくらいの丸にして?」と言われたら、同じ手つきで丸くしようとします。
「洗うから手伝って」と言われたら、スポンジでゴシゴシと洗います。




【鏡を磨く】桃バッチの男の子

年長の女の子たちに聞きながら始めたお仕事です。
でも年長さんは、自分のお仕事に忙しくて立ち去っていきました。
その後は、教師に聞いたり自分で考えながら鏡を磨きます。
磨き液を綿棒につけて、鏡にぬったり、
歯ブラシで角をこすったり、
ネル地の小布で仕上げ磨きをしたり……

きれいになると、自分の顔を写してジーっとみてから、
急いで鼻をかみに行きました。
鼻水が出ていたことに、気づいたのですね?
すばらしい!


最後に……

イリナの皆さまから、お誕生日を迎えたお祝いにすてきな集いを開いて頂きました。

子ども達が手を上げて、真剣に考え、発表する質問には、
自然にフッと心に浮かんだ答えを、できるだけわかりやすく伝えました。

「好きな食べ物はなんですか?」「どんな会社が好きですか?」
「すきなお洋服はどんなのですか?」「どんなペットが好きですか?」
「何歳ですか?」などなど……


みんなで一緒に手を繋いで歌った「Happy Birthday♪」のフランス語バージョン。
Joyeux anniversaire♪
Joyeux anniversaire♪
Joyeux anniversaire♪COCOONせんせい~
Joyeux anniversaire♪

とても嬉しかったです。
ありがとうございました。


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COCOON先生、ありがとうございました!


GWに向かって、真顔で「行かないで!!!」と絶叫したくなるTOMOTではございますが、子ども達の生き生きした写真や活動を見ているとそんな気分も紛れます。
お休みはお休みでとてもありがたいですが、早く子ども達に会いたいなと思うあたり、自分が好きなことを職業にできているのだなと実感したGWでした。

お休みが明ければ、次は夏まで怒濤の平日&行事ラッシュ!
体調管理を怠らないよう、努めては頑張りましょう!



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以上、大丈夫……、GWはあと二日ある……。

心を落ち着けていたらその一日の午前中が吹き飛んでいたTOMOTからでした。