どうも、TOMOTです。
7月に入りましたね、2021年の下半期に突入です。
暑くなってきたと思ったら長雨で急に気温が下がり、まだまだ現役で羽毛布団が活躍する今日この頃です。
6月度のお誕生会は、お母様方の持ち込み企画で草花を使った叩き染を行いました。
綿布の上に野草や花を置いてファイルで挟み、ハンマーで叩いたりすり潰したり。
なかなか迫力があって、見応えもありました。
出来た作品は一度回収され、この後ミョウバンで色素を固定?するのでしたかな。
どの子の作品もとても味わい深くて、私自身これは個人的に一度本気でやってみたいなと思いました。
古来からある伝統工芸の趣を感じますよね。
素敵な企画をありがとうございました。
今週は長雨ということもあり、なかなか外遊びに出られない日が続きました。
そんな中の雨上がりのある日、この水溜りを見た年中さんが発した一言。
「この水溜り、ブラジル(の形)みたい」
私は思わずハッとして、水溜りをまじまじと観察してしまいました。
聞き流してしまいそうなボソッと発せられた声でしたけれども、よくよく考えてみると、これってすごいことですよね。
入道雲を見て「ソフトクリームみたい!」と言うことはあっても、水溜りを見て「あの国の形みたい!」と表現出来るひとはどのくらいいるのでしょうね。
そもそもその国の形というものを知っていないと出てこない発想ですし、その理屈で言えば自分の暮らしている日本かブーツの形で有名なイタリアくらいしか、私はレパートリーがないですね。
水溜りを見てそのような発想になるのは、やっぱりモンテッソーリチャイルドだなあと思うところであります。
雨上がりに多種多様な形で誕生する水溜りですから、地理的レパートリーが多ければ多いほど、水溜りに飛び込むだけで色んな国に上陸出来る気持ちになれるのかもしれませんね。
卒園生のお母様から頂いたカタツムリの赤ちゃん達、子ども達に分けてあげたり脱走してしまったり色々ありましてついには1匹だけになってしまいましたが、イリナのお庭にいた大きなカタツムリとともに飼育しておりましたら……
……なんと水曜日頃にキッチンペーパーの下へ卵を生みつけておりました。
発見した頃にはキッチンペーパーがかなり乾いており、いくつか割れてしまっていたものもありましたが、卵だけ隔離して一先ず保湿しております。
園にあったカタツムリの本曰く、乾燥には弱くてもカビが生えたくらいではヘコタレないそうなので、どうなるかわかりませんが多湿気味に管理してみようかなと思います。
コロナ禍につき"野菜を切る"活動をやってもその場で子ども達は食べられないので、だいたいの子が切った野菜をカタツムリの虫カゴへ献上しているからでしょうか、イリナのカタツムリ達はすごく元気ですね。笑
最近は自然のカタツムリもめっきり見掛けませんし、孵化したら大きめの水槽とかで飼ってあげたい気もしますが、その辺りは私の体力と相談しましょうね。
金曜日は実習にいらした先生が主導となって、カタツムリの綱渡り実験をして下さいました。
見ていると何となく癒されるカタツムリ、本当に不思議な生き物です。
個人的には魚類・両生類・爬虫類辺りを園に置いて皆で観察したり、エレメンタリークラスの教材として使ったりしたいなと思っておりますが、カタツムリとかザリガニなんかの身近な無脊椎動物を飼育するのも面白いですよね。
この間たくさん羽化したカブトムシも良い飼育対象生物ですが、夜行性なので昼間あまり観察出来ないのが玉に瑕と言ったところでしょうか。
魚類飼育は金魚やメダカを始め、フナとかタナゴのような飼いやすい日淡魚がたくさんいるので品種選びに事欠きませんし、飼育難度もそれほど高くありません。
水質と水温に気を配ってあげれば一年中観察出来ますし、規定量の餌を朝お皿に盛っておけば子ども達が随時あげてくれるので、教材効果も高いです。
ただ、両生類と爬虫類は少し難易度が上がりますね。
空調を使ったり使わなかったりと温度変化の激しい園舎内では、変な場所に置くと夏場に冬眠してしまったり冬場に冬眠から覚めたり割と手間な事態に陥りますし、鳥類・哺乳類とは違った変温動物ならではの大変さがあります。
加えて基本的に生き餌が主食なので、餌の確保は大変ですね。
アカムシやミルワームは購入出来ますし、自然のクモやバッタを捕まえて与えてあげるのはある種の醍醐味と言えばそうなのですけれどもね。
その辺りの諸問題がクリア出来るなら、例えばイモリとヤモリみたいな、形はすごく似ているのに全く別の種である生物を並べて子ども達に観察させてあげたいですね。
特にエレメンタリークラスの教材としては打って付けだと私的に思っております。
もちろん両生類代表とも言えるカエルを飼うのも良いですし、爬虫類ならニホントカゲの幼体なんかはすごく綺麗な色をしていますから観察し甲斐があるのではないでしょうかね。
生物の話になったので、生き物好きとしてつい変なスイッチが入ってしまいました。
でもそれだけ、"責任を持って何かを飼う経験"や"長期的に人間以外の生き物を観察する経験"は大切なことでありますし、まだ生き物をあまり気持ち悪がらない幼少期のうちに色々経験しておくのはとても良いことだと思います。
イタリアで勉強していたときも「エレメンタリークラスで解剖実験をやるなら低学年の子達にやった方が良いよ、血とか内臓を見ても気持ち悪さより好奇心が勝つから」と念を押されましたね。笑
もっとも、生き物を子ども達が飼うということは大人側のフォローも相当量必要になりますし、特に外来生物飼育は絶対に屋外へ放してはいけないので安易に「生き物を飼いましょう!」とは言えませんけれども、本当に学びの多い経験が出来るのは確実です。
家で生き物を飼えないまでも、まずは子ども達と一緒に、ぜひダンゴムシとか身近な生き物に目を向けることから始めてみたらとても良いですね。
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以上、鳥類と哺乳類は鳴くのでアパートでは飼えず涙を呑むTOMOTからでした。