タイトル、嘘です。
 
少しじゃないです。長いです。悪い癖です。
 
 
 
何度か書かせていただいたけれど
 
私が(結婚する気はなかったけれど)婚活で
 
お相手に対して絶対に譲れなかった条件は
 
背が高いことと、大卒であること。
 
その他、たくさん希望はあったけれど
 
絶対に譲れない、いうことはなかった。
 
 
例えば、要介護両親を抱えているとか
 
例えば、遠方に住んでいるとか
 
例えば、未成年の子どもがいるとか
 
 
できれば避けたいけれど、絶対にイヤ、というわけでもない。
 
 
経済力はあまり重要じゃなかった。
 
出来れば借家ではなく持ち家に住んでいる方
 
それから、借金のない方
 
その程度。
 
 
 
 
だから
 
お見合いパーティーでのたった2分間の対話の席で
 
お相手のプロフィールカードを最初に確認したのは
 
学歴と身長の欄だ。
 
後はロクに確認しなかったし
 
面倒だからメモもとらなかった。
 
パーティーでハルオさんの番号を書いたのは
 
その2つの条件がぴったりだったからなのと
 
フリータイムで真っ先にハルオさんが私の前に来てくれたことと
 
笑顔が素敵だったから。
 
それ以外の理由はない。
 
 
 
ハルオさんの年収は、お付き合いを決めてから
 
ハルオさんの自己申告によって知った。
 
お見合いパーティーでカードに書かれていた年収は
 
見ていなかったし、だから当然覚えてもいなかった。
 
ところで
 
私はどんな相手にも、年収は尋ねられない。
 
たとえそれが未来の夫であっても
 
「年収はおいくら?」
 
なんて、口が裂けても聞けない。
 
私自身が仕事を持っているのだし
 
ヒモを抱えてしまうのは前例があるから困るけれど
 
あまり、お相手の年収は気にならない。
 
そりゃあ、ないよりあった方がいいけれど
 
別にそんなにお金持ちじゃなくてもね、生活に困らない程度あるなら
 
それでよし。
 
 
 
ハルオさんが住宅ローンの支払いをまだ続けていることも
 
お付き合いを始めてから知った。
 
これはまあ、お互いだから。
 
逆に言えば、まだ多額の住宅ローンを抱えている私を
 
嫁にすると決めた、ハルオさんは偉いと思う。
 
 
 
ハルオさんの年齢では普通のスペックの男性なら
 
住宅ローンは完済していることと思う。
 
 
ハルオさんは最初の結婚が遅かったため
 
家の購入が遅かった。
 
しかも、バブル全盛期に高値の家を買ってしまった。
 
当時の住宅ローンの年利は4.6〜4.8くらいだったかと記憶している。
 
(もっと高かったかな?)
 
それでもハルオさんは専業主婦の前妻と息子を養いながら
 
着実にローンを返していった。
 
順調な人生だったのなら、とっくに繰り上げ完済していただろう。
 
けれど、前妻が癌を患った。
 
数万人に1人、という珍しい癌。
 
ハルオさんはあちこちの病院を回ったり
 
湯治に連れて行ったり
 
できる限りのことをやった。
 
病気が進行して、病院では個室にしか入院させて貰えない。
 
前妻は数カ所の病院の個室を転々としたらしい。
 
名だたる病院だ。
 
個室料金は驚くほど高い。
 
 
やがて、どこの病院にも断られるようになり
 
最後はホスピスを勧められて
 
ハルオさんは自宅で妻の介護をする決心をして
 
仕事を辞めた。
 
在宅介護は1年間。
 
 
ハルオさんは
 
亡き妻の闘病と介護で、多額のお金を使ってしまった。
 
だから、住宅ローンの繰り上げ返済は頓挫してしまった。
 
 
 
それでも貯金を使えば完済はできる。
 
 
けれど、これからどんどん歳を取るのだから
 
貯金を減らすよりは
 
まだ働けるのだから、働いて返した方がいい。
 
 
だから
 
住宅ローンをまだ完済していないのは
 
ハルオさんのスペックやスキルとは関係のないことで
 
私はそこも気にしなかった。
 
 
 
 
これを読んでいる方たちは驚くだろうけれど
 
私はハルオさんの貯金額を知らない。
 
前述のとおり
 
私はたとえどんな相手であっても、貯金額は聞けない。
 
 
私たち夫婦は
 
基本は共働きの独立採算制なので
 
相手のお金は相手のものだから、聞いても仕方がないし
 
ハルオさんに聞いたとしても
 
教えてくれない、と思う。
 
 
 
まあ
 
ハルオさんの(おおよその)月収と使い方を見ていると
 
たんまり貯めている感じはあるので、いざというときは大丈夫でしょう。
 
「私が先に死んでもツクネさんが困らないようにしてあります」
 
この言葉に嘘はない、と思う。
 
 
 
私は今は、ハルオさんから
 
多めのお家賃(私の家に住んでいるからね)と
 
多めの光熱費をいただいている以外は
 
全て私に掛かる経費は私の収入で賄っている。
 
住宅ローンや保険や車の維持費や通信費
 
服飾費や旅行や友だちとの外食などに掛かるお金は
 
私が私の稼いだお金で支払っている。
 
家族カードは持たない。
 
たぶん、一生、持たない。
 
スーパーに買い物に行った際は、それぞれのお財布から。
 
一緒に買いに行った際はハルオさんのお財布から(笑)。
 
スーパーに買い物に行く回数はハルオさんが圧倒的に多いから
 
私は得をしているんだけれど
 
それは、ハルオさんが好きでやっているから放っておく。
 
例えば
 
先日のスカイツリーのように
 
私が言い出したイベントのチケットは私が払う。
 
 
 
そんな感じ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
写真は埼玉県行田市にある八幡塚古墳。
 
 
行田では大規模な古墳公園に行ったことがあって
 
でも、石室が開口しているものはないから
 
物足りていなかったのだけれど
 
ここを最近、知って嬉しくなって行ってみた。
 
 
 
 
すごい見事な石室。
 
 
 
部屋が3つに分かれていて
 
いちばん奥の部屋はとても広い。
 
奈良の石舞台古墳に匹敵する規模なのに
 
訪れる人が少ないのは残念に思う。
 
 
 
 
 
「食費をほとんど出してもらっているんでしょう?」
 
「うん。出かけた時もほとんど払ってくれるよ」
 
「それは十分、羨ましい」
 
 
 
 
食費だけではなくて
 
例えば、エアコンが壊れたら買ってくれるし
 
掃除機なんかも買ってくれるし
 
ワンコちゃんたちのシーツやフードも買ってくれるわ。
 
 
 
 
我が家の家計の話を、カオルさんにすると
 
羨ましがられるが
 
冷静になって考えれば
 
あの年齢になってもまだ働いてローンを返し続ける男をだよ
 
しかも7歳も年上の前期高齢者をだよ
 
交際相手及び結婚相手に選んだ私の方がずっと偉い、と思うわよ。
 
 
 
ハイスペ&同年代及び年下狙いの女子なら
 
お断り案件だもん。