僕が日本香港協会の会員になって20年近くたちます。毎年更新していますが今年もそんな時期。

香港に出かける事は多いけど、何故香港ばかり行くのか?と聞かれる事も多いので、書いておこうと思いました。


 

日本香港協会の事を以前書いたら、フォロワー様から

「日本香港協会は香港在住や香港と取引がある人でないと入れないと思っていました」とのメッセージをいただきましたが、そんなことはありません。

 

会員は香港の企業と取引がある方や香港進出などを考えている企業様や個人が多いのは事実ですが、僕のように「香港が好き」という理由で香港協会の会員になっている方も多くいます。

 

僕は新宿の広東語スクールに通っていた時、事務員さんが香港貿易発展局でも働いている方だったので色々教えていただき入会しました。

 

香港は好きでよく行っていたのですが、1997年中国に返還されたことを受けて、不測の事態に陥った時、「通常より早く情報が入るかも」とか「困ったときの繋がり」みたいな期待など色々考え入会しましたが、幸せなことに今のところ懸念した状態にはなっていませんね笑

 

「香港が好き」というのは色々な意味を含んでいますが、一番は「最新の金融について学べる場所」と思っています。

 

香港は表向き「100万ドルの夜景」「買い物天国」「自然やスピリチュアル」「エネルギッシュな街」ですが、本当の姿は金融立国(地域)で香港島のビクトリア湾に面した多くのビルが実は世界中の銀行、証券会社、保険会社、投資会社、代理店で構成されているんですね。


ビクトリア湾に面した香港島の有名な超高層ビル群。

世界的に有名な銀行や保険会社が連なっていますがわかりますでしょうか?


 

町中のATMは24時間使えますし、為替手数料も安く、日本では考えられないような金融商品も出ていますし、香港の人口は750万人なのに「どの銀行も資産運用の相談に来る人で溢れている」というギャップを感じます。

お金持ちが集まるのも香港。お金の回りが早いのも香港。

中国本土と違い、仕事がなく屯している若者も見た事がありません。

 

銀行や証券会社には、投資家に役立つ資料が所狭しとおいてあり「ご自由にお持ちください」という感じ(最近はアプリやネットで見れるPDFが多いかな?)

置かれた資料の中には、日本で販売されていると同じような投資信託の案内もあるし「日本株のとらえ方」や「日本株のどんな銘柄に注目しているか?」などのレポートもあります。

 

文章は英語と広東語で書かれていますが「読めないよ~」って諦めないで。

なぜなら、日本株の銘柄は銘柄番号が書かれているので、どの銘柄か?はすぐわかるはずだからです。

 

香港は国際金融センターで世界の金が集まり、世界の優良市場に流れる拠点になっています。米国は株の天井が続き、ヨーロッパは経済格差が出てきてユーロの行く末も?な状態。中東に至ってはいつ争いになってもおかしくない状態。中国本土も不動産バブルが崩壊して若年者の失業率が高くなっているようです。

 

白羽の矢が立つかもしれない日本に注目している香港の投資家は多いと聞きます。

また、中国本土の投資家の資金は香港を通して今後日本に流れる可能性もありますね。


また中国本土の経済経済回復の為に、本土人よりも給与が高く英語も広東語も普通話も喋れる香港人の旅行者の落とす金は喉から手が出るほど欲しいはずです。香港よりも物価の安い中国で香港人の爆買いが起これば中国経済の底上げにも通じるかもしれません。

これは日本がワザと円安にしてインフレ政策しても、欧米人アジア人から見ればつい最近までデフレ経済だった日本の物価が破格の安さに感じる事に似ていますね。


日本人の消費が薄いので、外国人にわざわざ日本に来させて、ホテルに飲食に観光に金を使わせて日本の消費購買力を上げている、と感じます。

日本の経済をインフレ経済にし、悪循環から好循環にする為に、外国人の金で火をつけ🔥燃やし、加速させ〜何か出るかわからないけど今後につなげようとしていますね。

それと同じような事が香港〜中国本土で行われているようです。



3月28日〜香港ではイースター休暇が始まり、4月の清明節頃まで香港と中国の国境は混むだろうと思っています。香港ポストにも🇭🇰その辺りの事情が載っていました。


香港ポストは、香港に住む日本人の為に出されている情報で、昔は新聞のような紙面でしたが、今は電子版で気楽に読む事が出来ます。


香港内の交通系ICカード「オクトパス」は、本土でも利用できるようなカードが発売されて、香港人の需要が高まっているようです。



一時は、「香港は中国経済に飲み込まれる」という懸念がありましたが、実際は中国は世界中のマネーが集まる香港無しでは立ち行かない時代に入ったと言うことでしょう。政治的には一国二制度を貫いていますが、政治よりも経済優先。香港経由で世界のマネーを入れたいのでは?と思います。


香港に出かけると、その辺りを強く感じる事ができて楽しいですし、日本での投資に役立たせよう❗️

と強く思います。

 

僕も時間のある時は、香港で金融関係で働く知り合いに会って最新情報を仕入れることもありますし、地元の銀行に入ってみたりしますし、かなり前は投資会社に突撃しちゃったこともあります。


一昨年まで開催していたオフ会の基本は「健康の為のオフ会」

決して投資オフ会ではありませんでした。コロナ禍でしたから、健康維持に軸足を置いていました。

投資オフ会をするなら香港でやりたいルンルン

と思っていましたが、コロナも明けて本業が忙しくなった今、夢は更に夢になってしまいました。

現地集合現地解散で、銀行や証券会社、投資会社を回ったら楽しいじゃないですか〜ラブラブ



最初に書いた、日本香港協会

興味のある方は参考にしてください。


そして協会誌「飛龍」も香港の今を伝える大切な情報源と思っています。



スポンサーはキャセイパシフィック航空なので、年末にはキャセイパシフィック航空のビジネスクラスで行く香港旅行が当たるパーティーもあります。

また、香港で行われるイベントや金融フォーラムなどの情報も貿易発展局を通して得る事が出来ますよ。


バフェットさんが「日本の商社株を買ってる」と言った事で商社株が昨年上がりましたが、世界のお金持ち達が「次に資金を入れ儲ける市場(セクター)はどこにしようか?」と言う情報を捉えて、先回りして買っておくそんなミラクルが香港を使えば出来るかも?しれません。


 

資産運用をするうえで大切だと思っているのは

○人とは違う情報源を持つ

○人とは違う考え方をする

○世界から日本を見てみる

と思っています。

 

日本の株式市場を見てばかりいると、それしか見えなくなりますし、出された情報は日本人の多くが接しています。結局、違うものを見ているようで実は同じものを見ているので、結果「投資が上手か下手か」で差が出てしまうってことかと思います。

 

 

今年はなかなか時間ができず香港行きは未定…


ですが、1泊2日でもいいので情報を集めに行きたい!!

と虎視眈々機会を窺っているところです。