このGW中に、もう一度見返したい映画を見てみました。

 

それが2007年に公開された広末涼子主演のこちら。

「バブルへGO」

 

 

バブルを知らない後輩友人から2007年当時「こんな作り話のどこがおもしろいの?」と酷評されたけど、バブルを知らない世代には「ありえない世界の話」

でもバブルを少しでも知っている世代には「懐かしい世界の話」

お互いはどこまで行っても相容れないものがあるのはしょうがないです。

 

さて、何故この映画を見たかったか?というと、最後にバブル崩壊がなぜ起こったのか?ということが語られています。

 

娯楽映画なので正解かどうか?は二の次にしても、その描写方法を見たかったのです。

 

昨日、「日銀が追加利上げが出来ない理由」について例を挙げて書きました。

 

世界の誰もが「米国株は天井でこれ以上儲けられない。次は日本なんだけど…」

と思っているはずです。だから先行投資として、熊本には世界の半導体メーカーは来るし、海外企業が日本支社を作り、都心のオフィス需要が上がっているんですね。

 

 

ジム・ロジャースは「1年以内に経済危機が来るのでは?」と言い

 

黒田前日銀総裁は「円安は一時的」とニューヨークで講演する。

 

この世は色々な方が言いたいことを言っている世界なので、本当も嘘も流れてきます。これらの話を本当の事ととらえて解釈をすると…

「近いうちに経済混乱時期が来るので、通貨が暴落している国の資産をバーゲンで買えるから投資チャンスになる」

 

 

「アメリカ経済に危機が来る。日本の通貨は今暴落している(円安)ので日本の資産がバーゲンに感じるから早く買おう。でも円安は一時的だって前日銀総裁が言っているぞ」

と聞こえてくるのは空耳なんだろうか???

 

つまり、円安も介入も「全てわかってやっている」としたら・・・これから

「バブルになる」じゃなく、「日本をバブルにする」が正解で、その後には「日本バブルを崩壊させる」がプログラムに入っていると考えます。

 

映画「バブルへGo」には後半に面白い描写があって

(1時間30分辺りから芸者を挙げての宴会シーン)

1990年の大蔵省金融局長の芹沢が2007年から来た田中真理子に出席者を「日本経済を陰で支える方々」と国内外の大物?を紹介し、田中真理子に「不動産取引に関する通達を止める理由を説明する」シーン。

田中真理子は「通達が出された日本では、企業・銀行が不良債権で身動きが取れなくなり、企業解散や統合を繰り返し、銀行も倒産したところもある」と力説した。

(実際1989年のバブルが崩壊のきっかけは不動産総量規制ともいわれていますよね)

 

これに対して、芹沢局長はじめ外資勢からは拍手が沸き起こり

「予定通りのことが起こった。我々の計画通りだ」

「日本経済を潰して企業の株を安く買い取り乗っ取っていく」

「好景気はいつまでも続かず、泡となって消えていくのです」

 

 

日本を使って一儲けしたい外資勢は、日本がバブルになり崩壊しようが、日本人の生活がどうなろうが、株の損失が大きくなろうが「どうでもいいのです」

そして、日銀が「利上げをしたくても上げられない」のは、日本が未だに米国の植民地であって、主従関係上主人には逆らえないことを示しています。

 

表向きは日本は独立しているようにみえるが、外国の軍隊が駐留している状態は治安維持の為でも、日米安保の為でもなく、それらを隠れ蓑にした日本占領した状態が今も続いているという僕の持論ですけどね笑

 

映画の中の描写は、ストーリーの1つと思いつつ、「多分そうだろうな?」と感じるところもありますよ。

 

だから、「わかってやっている」と思ってしまうんです。

 

 

 

いちろうさんが「日本株は日本人に投資してほしい」とよく書かれていますし、それが正道だと思うものの、資産運用がまだまだ黎明期の日本において、日本人の資産が外資に奪われる事には注意してほしい~と思うばかりなんですよね。

 

日本人の損は外資の儲け

 

 

外資が欲しいモノは、日本に埋もれて使われないお金。

郵政民営化の時は、郵政省に守られた国民の貯蓄が狙われました。

そして郵政民営化とともに、郵政省の管轄から民間企業の管轄に資産が移り、国民が知らない間に流動資産が増えたんですよね。

 

そして今はゆうちょ銀行はじめ民間銀行に眠っている…というよりほとんど動かない預貯金(定期・積立)などが狙われています。

 

 

日本人がこれらに対抗する術を持っているか?

はわかりません。

 

GW中は市場も閉まってて何もできませんが、映画「バブルへGO」を楽しんでみてはどうでしょうか?

 

〇新人の飯島直子さんがテレビ局に挨拶周りに行くシーン

〇今井美樹さんの資生堂のコマーシャル

〇1万円札をヒラヒラさせてタクシーを拾うシーン

〇レインボーブリッジが3本連なっている最後のシーン

が個人的に好きです。