大学帰国子女受験の試験問題 例 | 外から見た世界。日本と教育。

外から見た世界。日本と教育。

イギリスに住む海外子女、高校生のブログです。
現在は日本の大学在籍。
 
日本と国際バカロレアプログラムでの教育の違いから、
また、中学校から初めてインターナショナルスクールに通った経験から、
思考力の教育、第二外国語教育、学習について主に書いていました。

帰国子女の「多様性」 「包括的な見方」 「国際性」

といった要素を求め、多くの大学が帰国生入試を行っています。


以下に、こうした帰国生入試の一般的な概要をまとめます。


帰国生入試の過程

 ・書類送付 (成績、卒業証書、志望理由書、推薦状など)

 ・論述試験 (英語、国語、小論文、数学、理科など)

 ・面接



小論文試験 出題例

例1)

以下の(1)と(2)の質問に答えなさい。

 日本では人口の少子高齢化が進展している。1990年に20歳未満の人口は全体の26%であったのが、2010年になると18%に低下し、さらに国立社会保障人口問題研究所の人口推計によると、2030年には15%にさがると予想されている。他方、65歳以上人口に占める高齢者比率は、1990年では12%であったのが、2010年には23%に上昇し、さらに2030年になると32%に上昇すると、推計されている。

(1)日本では、なぜ、少子化が進展していると、あなたは考えるか。

(2)少子高齢化は社会にどのような影響を与えると、あなたは考えるか。

(60分 字数制限なし)


例2)

最近のニュースからあなたの興味のある経済問題を取り上げ、

1)なにが問題なのか

2)私たちの生活にどういう関わりがあるのか

3)問題解決において経済学はどのような役割を持つのか

に触れながら、800字以内で述べなさい。

(60分)


例3)

社会的価値の多様化についてあなたの考えを述べなさい。

(60分 字数制限なし)



面接について

・志望動機

・なぜ日本の大学への進学を望むのか

といったことはよく聞かれますが、

面接官や大学によって全く異なります。


面接時間は、グループ面接でなければ

一般的には10分程度です。