6月17日(日)
上野にある東京芸大美術館へ、
高橋由一展を観に行ってきました
近代洋画の開拓者、
高橋由一。
日本史や美術の教科書に載っている、
一度は目にしたことであろう、
あの「鮭」を、
生で観たくて、
行ってきました^^
「鮭」や「花魁」を描いた画家として知られる由一は、
江戸時代後期から、
明治維新後まで、
激動の時代を駆け抜けた画家。
まだ洋画が普及していなかった時代、
“日本には洋画が必要なのだ”
ということを必死に訴え、
洋画を日本に普及させた先駆者。
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嘉永年間(1848-54)
真に迫るような「洋製石版画」を見て衝撃を受けた時が、
26歳と言われている。
すぐにでも洋画を学びたかったが、
武士としての職務が忙しく、
幕府の洋画研究所に入ることができたのは、
35歳。
そこでの指導に不満足だったため、
横浜に住むワーグマンに入門したのは、
39歳。
維新後、
ウィーン万博に作品を出品する46歳あたりから、
ようやく洋画家として世間から認められるようになる。
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この経歴を見ると、
何を始めるのでも強い意志さえあれば、
“遅い”ということはないんだな…と実感。
美術館は混んでいて、
前の人の流れに沿って観るかんじでした
それだけ由一の作品って、
人気なんだね~
作品を直に観ると、
日本人が描いたように思えない、画風
油絵具もキャンバスも目にすることができなかった当時、
近代洋画を開拓した由一の活躍に、
魅力を感じました。
キャンバスに描かれた、
由一のタッチに、
筆の息遣いが聞こえてくるようでした
家事が終わって、
ほっこりティータイムのお共は、
由一の画集(笑)
プチ作品を購入
鮭という日本的モチーフと、
洋画という土台で、
「和」と「洋」の融合を感じられました。
洋画を日本に普及するのが自分の果たすべき使命だという強い自負が、
作品に表れていて、
素晴らしいの一言では尽きない。。。
貴重な作品を、
直に観れて勉強になりました
ハワイ旅行の記事、
遅れていますが、
ぼちぼち書いていきます