今日、久々にTVを見ていたら、
日本のアニメが英語版になっているものを見ました。
このアニメ、日本語でも見たことがあります。
でも、何かが少しおかしい。
なんか、変だ。
そう、英語の訳し方に違和感があるのです。
すっかりアメリカ文化ちっくになっている。
日本語には、多々仏教的な言い回しがあります。
例えば簡単な一例だと、お風呂に入って
「あ~、極楽!極楽!」(今どき、こんな事言わないとまたつっこまれそうですが)
(英語キリスト教は、「Just like a heaven..楽園!楽園!」??)
「精進します!」や「罰が当たった」とか。
こられは、簡単な言葉ですが、
仏教の教えを知らなければニュアンスが伝わり難い。
日本語翻訳者は、仏教と日本文化を理解していなければ、
やはり訳すのは難しいのかな、と。
逆に、英語の場合も、かなりキリスト教からきていると思われます。
例えば、「Good bye」だって、もともとは「God be with you」
(神と共にあられますように)の簡略化。
アメリカ映画やドラマ、議員会や法廷内放送でも、
ホントに多くの聖句(聖書の言葉)が引用されているのに、
日本語訳には、まったく無視されています。
「Do you swear to tell the truth,the whole truth,and nothig but the truth? So help you God..」
(あなたの証言が真実、全て真実で、そして真実以外の何ものでもないと誓いますか?神に誓いますか?)
↑この文は、絶対に絶対に毎回使われるのに、
日本語では「真実を証言すると誓いますか?」だけがほとんど。
前回のブッシュ氏も、
今回のオバマ大統領就任式も、
聖書に誓ったり、聖句を引用しても、
日本ではそれも殆ど無視して訳されたニュースばかりです。
↓$20札にも「IN GOD WE TRUST」(我々は神を信ず)とはっきり書かれている
この国、アメリカでは「One NationUnder God」
(神の下にある一国家)がモットーなので、
学校でも聖書を教科書として、歴史授業があったりします。
アメリカ文化をただ知っている、
ただ英語の勉強が出来る・話せるだけの翻訳者ではなく、
きちんとキリスト教に精通した日本人翻訳者でなければ、
アメリカ人にとっては、あの、日本アニメ英語版のように、
かなり違和感のある訳になってるんだろうな・・と思ったりしました。
以上、語学レポートでございました。
ごきげんよう。