Ling Muのアジア旅コレクションを展示する「Ling Museum」。旅で訪れた順番にアジア・中東から一か国ずつ、その国のポップスのCDとカセットテープの数々を展示します。

 

★第四十四回「モルディブ」

 訪問時期:2019年5月

 訪問地:マーレ



左上:ゼロ・デグリー・アトール「Dhoni」:モルディブポップスと言えばまずこのグループ。海に浮かぶドーニ(伝統的な船)のデザイン、冒頭の曲で聞こえる船を漕ぐ音がモルディブらしい。2016年にボーカル兼リーダーが死去して解散。この国を訪れる前に通販で購入したが、現地の街の土産屋の片隅に一個だけこのアルバムがあった。

 

左下:アウト・オブ・ドアーズ「Eyzamaanaa」:これもまた通販で購入したモルディブポップスグループのアルバム。曲調的にはゼロ・デグリー・アトールよりも新しく聴き易いが小さな島国的のんびりさもあって良い。この作品は現地のあるリゾート島の土産屋の片隅に一個だけあった。

 

右:セレニティ・ダイズ「Hacksawcracy」:全曲英語で歌われた完全なメタルバンドでモルディブらしさは微塵も無い。現地では結局上記2作品(いずれも通販購入)以外ではCDが見つからず、ヤケになってネットで探したら見つかった作品。

 

(Ling Muコメント)

・なかなかモルディブのポップスというのは馴染みが無いが、その礎は現地人にもリゾート客の間でも有名になったポップスバンド、「ゼロ・デグリー・アトール」。他にもバンドや歌手は沢山生まれており、歌番組もあってその様子はYouTubeで見ることもできる。中には日本のあの名曲をディベヒ語で歌う歌手もいる。意外にもアジアのポップスの祭典「ABUソングフェスティバル」には皆勤賞並みに出場している数少ない国でもある。

 

・そして新婚旅行か家族旅行でもない限りなかなか同国を訪れるチャンスは無いため、独身時代にいくつかの通販サイトから上記「ゼロ・デグリー・アトール」と「アウト・オブ・ドアーズ」の二枚のCDをゲットしていた。そして2019年、家族と一緒に念願のモルディブ訪問が叶い、CDを探したのだが…。あちこち探し回ってやっと見つかったのは既にゲットしていた2枚だけという結果に。そのあたりの顛末は下記レポートを見てみて下さい。海外でCDを買うのが難しい時代になりましたね。

 

 

 

 

 

 

訪れたアジア・中東各国のポップス作品の展示ということで始めましたが、これが今の所最後の訪問国なので、一旦ここで中締めです。またいつか新しい国を訪れたら第45回としてお送りしたいと思います。ま、実はまだ訪れていない国の中には、既にカセットやCDをそこそこ持っている所もあるんですけどね。それはいずれその国を訪ね、現地で手に入れた作品と合わせてご紹介したいなと思います。読んで下さりありがとうございました。

 

では、以後は通常ブログに戻ります。