皆さん、こんにちは。9月に入り雨の日が増えましたね。巨大な台風も来ています。自然災害に備えましょう。

 

さて、今回の院長ブログは、治療終了のご報告です。

23歳、女性で八重歯、凸凹が主訴でした。

お口の中の写真です。上顎の犬歯は完全に外側へブロックされていました。

 

お顔の写真です。笑うと八重歯が飛び出してしまいます。横顔は問題はありません。

 

パノラマレントゲンです。特に大きな問題はありませんでした。

 

横顔のレントゲン的にも、骨格も前歯の傾斜度も平均範囲にありました。

 

治療方針は、上顎の犬歯を2本、下顎は第二小臼歯2本抜歯、上顎の親知らずも2本の合計で6本抜歯、上顎にアンカースクリューを用いて、ブラケットにて治療を行うこととしました。

 

抜歯を行い、上顎にはアンカースクリューとブラケットが装着されました。前歯部は少し遅れてつける予定です。

 

下顎にブラケットを装着したところです。

 

治療開始から1年経過時点です。

上顎の大臼歯を後方移動しているところです。下顎は大分スペースがなくなってきています。

 

治療開始からちょうど2年で治療終了でした。治療前後の写真を並べて表示します。

正面、横のお口の写真です。歯車がかみ合うようにきれいに咬合しました。

 

かみ合わせの面です。スペースも閉じて綺麗なアーチとなりました。

 

これは術後のみです。内外側的にも適切に配置できました。

 

正面のお顔の写真です。笑顔での歯の感じは格段によくなりました。

 

斜めと横顔です。バランスの良い顔になりました。

 

パノラマ写真です。上顎の前歯に若干の根吸収がみられました。

 

横顔のレントゲンです。前歯が若干後方移動して横顔のシルエットがバランスよくなったと思います。

 

治療終了おめでとうございます。犬歯の抜歯は通法ではありませんが、あれだけブロックアウトしていたので仕方ありませんでした。しかしきれいにかみ合わせはできております。心配はいりません。これからもリテーナーで守っていきましょう。お疲れさまでした。

 

コロナとの共生の社会となってきましたが、予防は怠りなく生活をエンジョイしましょう。それでは、皆様お元気で。

 

●今回の写真の掲載は、患者さんに了解を得ております。

●今回の総費用:62万円(治療期間2年)

●治療における一般的なリスクについて

 治療中または治療後には、虫歯の発生・歯根吸収・歯牙疼痛・口内炎・歯肉形態不正・顎関節症・ほうれい線・歯の削合・後戻りなど思いもよらない不都合な合併症のリスクがあります。治療開始時に主な事項についての注意や対応についてお話しし、もし不都合が発生した場合は全力を尽くして対応してまいります。

●治療結果には個人差があります。同様の結果が保証されているわけではありません。ご了解ください。