静かな森の中から空を見上げる

彼女も見上げる

横顔が星に照らされる

星の絨毯に驚いている


星を数えてみようかと僕

そんなの無理と彼女

指でちっちゃな輪っかを作った

それを星空にぐいっと差し出した

 

この輪の中の星を数ええてみようよ

彼女は静かにうなづく

夢中で数えた、とても数えきれない

 

答えが分からないのに

君は無邪気に微笑んでいる

そんな時間が輝く星のようだった