3日前の25日に、「先生 vs さん」というタイトルでブログを書いたら、26日はアクセスが120くらいで、昨日の27日はまた2桁に戻っているかなと思っていたら400を越えていたので、ちょっとビックリ。理由は棒銀くんの総合ページに載ったからのようで、恐るべし棒銀くん。。。いい加減に書いているつもりはないけれども、軽はずみなことは書けないなぁとちょっとびびる。ただテヨンちゃんのインスタとか、投稿するたびに、♡いいねが50万を越えてるから、どんだけすごいんねん。

　と言うことで、いったん将棋は置いといて自分自身の人生観みたいなことをごく簡単に書いてみる。

　仕事で昔はしょっちゅう中国に行ってたので、その経験から、やっぱり一般的に工業技術や品質管理は日本の方が進んでいて、いろいろ教えることが有ったりしましたが、よくよく考えてみれば、それは自分のというよりは、諸先輩が長い年月で築き上げてきた蓄積のおかげ。戦後日本を復興させた世代の猛烈な努力が有った訳で、もちろんその前の世代、前の前の世代・・・を含めた積み重ねや、（欧）米からの技術導入や経済支援が有ってのこととなる。そんな風に考えると、自分の成果というのは、過去に築き上げられた蓄積という基準に対して自分が努力して積み上げた差分の量だと気付く。自分のやるべきこと、やりたいこと、得意なことという3軸のベクトルが一直線に重なって仕事で成果を出せればハッピーだと思うが、現実的にはなかなかそう単純ではないし、そうならなかったとしても、自分の現在ポジションと進むべきベクトルは意識して迷子にならないようにしておきたいかなとは思ってきた。最近は歳のせいか、少しスピードが遅くてもいいじゃないと妥協してか納得してかは微妙ながら、無理はしていない。仕事だけでなく、家族とか、趣味とか、人づきあいとか全部ひっくるめて自分の人生だし。昔は肺炎になったり、顔面神経痛になったり、盲腸になったり、仕事であまりにもプレッシャーが増えると体に来ていましたから。

　僕は、人生とは修行であり冒険だと思っている。修行の過程では挫折を味わうことも有るが、その人にとって意味のあることだからこそ挫折と感じるものだと思う。成功しないのは努力の仕方を間違っているからだという考えも有るかもしれないけど、そこは難しい。母方のじいさんが、努力を続けられることが一番の才能だとよく言っていた。自分では楽しいからやっているというのを、傍から見るとあの人は努力する人だなぁと見えるのかもしれない。ふと自分のこれまでの人生で大きな挫折はなんだったかと振り返ると、大学受験失敗、失恋、昇進遅れの３つが思い当たる。程度で言えば悔しくて夜も眠れない日が続き、やけになってどうにかなってしまいたいと感じるレベルのこと。今にして思えば、月並みだし小さいなという話なんだけど、その時その時では自分にとって重要なことだったはず。

　挫折を乗り越えて一回り大きくなるとは言え、最初から失敗や挫折を愛してもしかたない。自分にとって意味が有ると思えば、冒険してチャレンジして、その結果、成功すれば言うこと無し。たとえ挫折したとしても必ずその思いと努力と等価の蓄積が得られるもの。そう思う。ヒマラヤに行ったり、アマゾンに行ったりせずとも冒険することは自分のすぐ身の回りにいくらでも有る。そう思えるうちは自分にも若さが残っているのかな？