菜っちゃんの恋 | 羽生結弦くんにメロメロ♡めろん

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こんな時間にごめんなさい。



まだ復活の記事ではないんですけど…




夏休みが始まる頃 どうしても思い出してしまう事があります。




数年前…




何かの用事で実家に行った時のこと。




夏休みに入った頃の話…




実家の近所を歩いていたら偶然、中学、高校を通して友達だってMちゃんに会った。


懐かしいね。


何してる?


そんな立ち話をしてて


「Mちゃん、仕事は?まだあそこで働いてるの?」



何となく付かず離れず連絡をとってきた私は彼女が長く勤めていた職場くらいは把握していた。




するとちょっと暗い顔をして

「うん…実は…娘が…」








Mちゃんの娘の菜っちゃんは当時、高校生。


付き合ってる彼氏がいて、とても優しく性格のいい子で家族ぐるみの付き合いをしていた。



夏休みに入ってすぐ、菜っちゃんの誕生日プレゼントを持って家にきた。



自転車部に所属していて、ある大きな大会に出る予定だった彼は翌日から合宿に入るため、ゆっくりは会えないけど


ただプレゼントを渡したくて


もう当分会えないから会いたくて


彼女に会いにきた。







「じゃあまたね」





「うん、合宿がんばってね」




微笑ましい2人。




外は雨が降っていたけど若い彼はそのまま自転車で帰った。











そしてその帰りに














トラックに跳ねられて死んだのです。








お通夜では彼のお父さんが





「菜っちゃん、ごめんなぁ!オレが自転車なんて教えなければ!菜っちゃん、ごめんなぁ」



そう言って菜っちゃんに泣きながら謝っていたと。




お父さんの方が辛いだろうに。





Mちゃんは、ただ娘のそばにいてあげたい。




何も言葉をかけられなくても同じ屋根の下にいてあげたい。



それが何ヶ月になるか分からないから仕事を辞めると言ったそうですが


長年勤めた先の上司が何ヶ月になってもいいから待ってると休職扱いにしてくれたと。




菜っちゃん





菜っちゃん





どんなに辛かったろう




泣き叫んで運命を呪ったろう





私が菜っちゃんに会ったのはまだ小さい時だったけど




あの小さな菜っちゃんが、そんな想いをしてたなんて





Mちゃんと2人、路上で泣きながら話していました。







今、外は少し…雨が降っています。





夏休みに入った頃、雨が降ると想い出す。





菜っちゃんの辛かった恋…





いつ命が果てるか分からないなら




精一杯、今を生きよう。





精一杯、恋をしよう。






羽生くん





私は今日もあなたが大好きですドキドキ





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