コールタールの丘
渡り鳥の伝達
「 パレードが風と共に
全て奪いに来る。」と云う
銃声は鳴り響いた
賛美歌の幕は燃えて
灰に変わる聖書は舞う
オリーブの樹に降る雨
鳥籠揺れて軋んで
赫く滲じむ月が濡れて誰を想う
叙事詩的な未来は終わって
夢の隙間、触れて君を想う
ノアの停泊船
握り締めた銀貨に
「 救いよ、今、私に降り注げ。」
と賢者、云う
変拍子、波間へと問う
海に還る子供達
モノクロームの楽園へ
キャンバスに滴る声
千切れた羽根の音に
赫く滲む月が濡れて誰を想う
未来視達が描く朝は
夢の隙間、触れて僕は想う
変拍子、波間へと問う
海に還る子供達
モノクロームの楽園へ
キャンバスに滴る声
千切れた羽根の音に
赫く滲む月が濡れて誰を想う
未来視達の描く朝は
夢の隙間、触れて僕は想う
花は咲いていた 、ヒラヒラ
空を裂いて、観た 、綺麗 綺麗
ーーーーーーーーーーー 血の味がする。