蕎麦屋木阿彌 | たくロッチの年中夢求

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不定期だけど、10年後、20年後に開いて見て「こんな事もあったなぁ~」って良い想い出になればいいよね。

 

今回の目的地は

 

玉名郡和水町の肥後民家村にある

 

 

 

「蕎麦屋木阿彌」

 

 

 

 

先ず、肥後民家村とは・・・

 

 

昭和51年から、各地に残る古民家を移築復元し

 

工房や作家を家屋に招き

 

古民家宿泊や、さまざまな体験をとおし

 

昔の暮らしを肌で感じ、古人の生活に思いを馳せながら

 

日本古来の美しさと機能を楽しめる

 

和水町営の施設

 

リンク先⇒肥後民家村

 

 

そんな、肥後民家村の玄関口に

 

「蕎麦屋木阿彌」の暖簾がある

 

 

 

 

 

今回、私がそこへ向かった理由

 

 

前回のブログでもご紹介した「その御方」

 

「その御方」との出逢いは

 

5月のある日

 

仕事も早く終わり

 

帰りの電車から見えた夕陽がきっかけだった

 

その夕陽を撮ろうと、駅から走って帰り

 

急いでカメラを車に積み込み

 

近くで夕陽の見える丘をさがした

 

やっと見付けた頃には陽も沈み

 

先に来ていたと思われるカメラマンも

 

片付けて帰る準備をされていた

 

 

初めての場所だったので

 

しばらく様子を見てみようと車から降り

 

そのカメラマンに挨拶をして

 

この場所からの夕陽についてお話しを伺っていた

 

話しも盛り上がり

 

気が付くと辺りは真っ暗で1時間は経っていただろう

 

帰りに、そのカメラマンさんの名刺と

 

写真展の非買冊子をいただいた。

 

 

綺麗な夕陽には出逢えなかったけど

 

素敵な「御方」と出逢えて良かった♪

 

などと思いながら、帰ってからさっそく

 

 

西田 親生 で検索

 

 

 

出てきた写真はどれを見ても素晴らしく

 

1枚1枚の写真には

 

明確なメッセージが込められている感じがした

 

近所の八景水谷で撮られた「鷺」の写真は圧巻

 

小さな花の写真からも、力強い生命を感じる

 

最近、良く撮っているというモノクロ写真は

 

先日聞いたところによると

 

RAWではなく、あえてJPEGで一発撮り

 

尚且つ、変換処理もされていないという。

 

普通なら、普通にカラーで撮った写真をモノクロへ

 

変換していると思っていたので

 

まったく意味が分からなかった。

 

後で、その理由を説明していただいたのだが

 

何となく理解できたようで理解できない話しだった。

 

 

「蕎麦屋木阿彌」から話しが大きく逸れたが

 

 

西田氏と出逢って

 

様々な写真に纏わるお話しや

 

撮影のコツ等を教えて頂いて感謝している。

 

 

そんな西田氏から

 

和水町の「蕎麦屋木阿彌」の話しをお聴きして

 

『今、どうしても行っておかねば後悔する!』と思ったのだ

 

もちろん味は自信を持ってお勧めされており

 

老夫婦が、こだわりの十割蕎麦を作り続けて15年

 

そんな「古式手打ち十割蕎麦」の「木阿彌」が

 

 

 

6月25日に突然姿を消すと言う

 

 

その事については先日も熊日新聞に登載されていが

 

この「蕎麦屋木阿彌」が在する肥後民家村は

 

和水町の施設であり

 

「蕎麦屋木阿彌」も和水町との契約の上であって

 

先日、実質上の強制立ち退き命令が出されたと

 

しかも、次にこの場所への契約を落札したのは

 

どこぞの「スリランカカレー」だと言うではないか

 

 

西田氏から、この件についてお話しを聞き

 

どうしても自分の目で見てみたい!という思いで

 

今回この「蕎麦屋木阿彌」へ向かった。

 

 

 

 

 

古墳であろうその上には大きな樹木がびっしり

 

 

 

 

 

 

肥後民家村への入り口案内

 

 

 

 

 

 

肥後民家村の玄関口横に位置する

 

 

蕎麦屋木阿彌

 

 

 

 

 

初めて訪れた店なのに

 

 

『ただいま~!』 と言いたくなる落着き感

 

 

 

 

 

店主に写真撮影の許可を頂き

 

注文した「木阿彌御膳」1,200円が届くまで

 

店内を拝見させてもらった。

 

 

 

 

 

とてもお優しい老夫婦で

 

私が写真を撮るのを優しい笑顔で見守りながら

 

時折、色々な思い出話しをしてくれた

 

 

 

 

 

こだわりの「十割蕎麦」とはどの様なものか・・・

 

と期待して最初の一口を入れた瞬間驚いた!

 

最初に舌へ触れた瞬間の香りと

 

「モチモチ」とした肌触り

 

しばらくその感触を楽しんでゆっくりと噛んでみると

 

とても十割蕎麦とは思えない弾力感と深い味わい

 

 

正直、今まで食べてきた「蕎麦」とは違い過ぎて・・・

 

思わず一口一口を「うんうん」と頷きながら

 

 

一皿目を食べ終わると二品目の「おろし蕎麦」と

 

連れの「とろろ蕎麦」が

 

 

 

 

おろし蕎麦

 

 

 

 

 

とろろ蕎麦

 

 

これと同時に「蕎麦湯」が

 

その後は「蕎麦搔」で〆となるが

 

どれも絶妙なタイミングで出されてくる

 

 

途中で老店主が来て

 

「今日は来てくださってありがとうございました。」と・・・

 

私が「もうすぐ、立ち退かれるそうですね」

 

と切り出すと

 

老夫婦はニッコリ笑って

 

「多くの方達に協力してもらって勇気をもらいました。」

 

「私はもう無理かもしれないけど・・・」

 

「今後、この様なことにならない為にも最後まで戦っていきたい。」

 

それを聞いて私は

 

「蕎麦湯」と「蕎麦掻」の写真を撮るよりも

 

ひと噛みひと噛みを味わう事に必死だった。

 

 

 

 

 

この老夫婦だからこその

 

温かな空間と思いやりの籠ったおもてなし

 

 

 

最後に

 

「また来ます。」と言って店を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰りは山鹿方面へ車を走らせ

 

懐かしい「ミッキ」の店へ♪

 

 

 

 

 

ハイエースが何台も並ぶその店には

 

新しくミッキが立ち上げたという

 

「GRAD」とペイントされたデモカーが

 

何でも、全て通販可で誰でも設置可能なパーツらしい

 

確かにシンプルで簡単かつ頑丈な作りになってる

 

私のハイエースの頃からは随分と進歩してるね

 

私のハイエースも購入して直ぐミッキの店へ持ち込んで

 

ナイスなキャンピング使用にしてもらったんだよね♪

 

そんなハイエースだったからこそ

 

拓海と一樹と色んな場所へ遊びに行って

 

沢山の想いでを残せましたよ

 

 

私たち家族を陰で支えてくれた大切な友達

 

10何年振りに会ったけど、覚えていてくれて

 

 

 

「ありがとう♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10年以上経つけど、ぜんぜん変わってないね(笑