母方のおじいちゃん。

大きくて、スキーが得意で巨人が好き。

庭で炭火で赤飯を炊いてくれた。

おうちの敷地内にあった木工所では
木の香りがいっぱいで。

鍋敷き、塩コショウ入れ、
なんでも木で作ってくれた。

おじいちゃんの手作りのものが
いっぱいあった。

遊びに行くと、泊まった次の日、
ワンコと一緒に走りにいく。

朝日に向かって、川を越え、お墓を越え、お日様がキレイに拝める位置にくると、そっと手を合わせ
「ありがとうございます」
お日様の光を浴びて、なんだか神々しいおじいちゃんの姿が私の胸にくっきり残ってる。

「えりは足が早いでよぉ。
よく食べるし大きくなるわなぁ」

ジープでプールにも連れて行ってくれた。一緒に泳いで河童みたいだって
顔をくしゃくしゃにさせて笑ってた。
嬉しかった。
帰り、顔より大きいかき氷。
喫茶店が大好きな名古屋人。

母と兄ちゃんのお父さん。

ここ数ヶ月は、私のこともあんまりわからないみたいだったけど、
米寿のお祝いで、訪ねたとき、
CDデッキ身体も流れる歌謡曲に
「いい歌だなやぁ」とニッコリ笑ったじいちゃんの顔はあのときのまんま。

駆けつけた時のじいちゃんの寝顔も
あのときと一緒なのに。

2013年1月1日3時過ぎ。

じいちゃん、いっぱい関わってくれてありがとう。
真心込めて接してくれてありがとう。

ひ孫も可愛がってくれてありがとう。

会えなくなっちゃってごめんね。

写真もビデオも振り返って見たわけじゃないのに、こんなにくっきり私の中に残ってるのは、そこに真心があったからなんだと。

だから私も、真心込めて生きます。

息子にも、離れているけど、ちゃんと伝わるように。

じいちゃん。寂しくて悲しくて
涙がいっぱい出ます。

木工細工をみたら泣くだろうし
コメダでコーヒー頼んだら泣くと思う。


ありがとう。じいちゃん。




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