先週はRIPのニューアルバムが出たので、最近はそればっかり聴いてます

が、しかし

RIPと同じく大好きなサカナクションの新曲がYoutubeに。

サカナクション / ルーキー


最初に聴いたのはスクールオブロックでの初解禁の時。

その時僕はツイッターにこんなこと書いてます。

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なんかスーパーカーみたい。。いや、スーパーカーよりはもっとバンドサウンドだな。しかし駆け抜けるなぁ、ドラムが。

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なんかすごく幻想的、アルクアラウンドも幻想的だったけどもっと。こりゃ今までのサカナクションとは違う。ホントこのバンドはすごい。聴くたびに。出世魚だわ。

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ホントに最初はスーパーカーのYumegiwa last boyみたいだなと思ったんです

でも、当たり前ですが全然違う。

スーパーカーの方は、もう完璧テクノって感じ。

サカナはちゃんとバンドサウンドですもん。

世界観がしっかりしてるから

すごく引きこまれるし、一郎さんの歌詞はやっぱり文学的で

この詩はどういう意味なんだろって考えちゃう。

聴いての通り、今までと少し雰囲気が違うんだよね。

サカナなんだけど、ちょっと違う。

kikUUikiを作ったおかげで期待は大きかっただろうし

武道館公演もした。いろいろと変化はあったはず。

その期待にこたえた結果だろうか。

すごいなー。芸術家だと思う。一郎さんは。

いや、サカナクションは。サカナクションは芸術家集団だ。

って思った。この曲聴いて。



まだ買ってないけど

新しいMUSICAにこの曲についての一番早いインタビューが載ってます

しかもタイトル「ルーキー」はこのインタビュー中に決定した瞬間が残ってます

MUSICA (ムジカ) 2011年 03月号 [雑誌]/著者不明

¥650
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表紙の一郎さんがなんで片目だけの写真なのか。

それを一郎さんはカメラマンに軽く説明してる感じだけど

すごく重いこと。

ライブDVDの特典映像なんかを見てても

何故片目だけで写真を撮ったのかがわかると思います。

すべてに意味を込めるのがうまい人だなと思いました。

立ち読みしただけだけど、結構内容が濃かった。

明日買ってきます。



さて、MVですが。

「目が明く藍色」のMVと同じ監督、島田大介さん。

去年の年末にVISUAL MUSIC SESSIONっていう

島田さんが作った映像を見ながら、サカナが音楽をつけていくっていう

一般的なMVとは逆の手順で音楽を作る実験的な公開レコーディングを

Ustで配信しました。


これがホントにすごくて、おもしろくて。

その場で初めて見たのに数回見ただけで大まかな曲の形ができて

ブラッシュアップしていく過程を見れるのはとても貴重だしおもしろかった


それを経てのこのMV。

島田さんも芸術家だよなーって思う。

いろいろ見てる人が考えるようによくできてる。


女性が倒れている夢を見て起きる一郎さん。

時計を見て、水を飲み、ドアを開けると暗闇に落ちてしまう。

また同じ悪夢を見て、次に起きると外は暗く、枕元に風船、後はさっきと同じ(多分)

外に出ると何か(水?)が落ちてきて、危険を感じ、

何かから逃げるように歩く。風船を持つ少女にぶつかったのにも気づかずに。

走って走ってふと下を見ると、赤髪の女性が倒れていた。


もうこの時点で、風船は何かの意味があるんですよね。

時計の時間の経過もひょっとしたら何かあるかも。

途中途中に一瞬に出てくるひし形のマークは何だろうか?


他にも

2分30秒あたりに一瞬出てくる映像。(止めて見て!)

部屋で女性が倒れてるのを見て頭を抱える一郎さん。

これ、あとあと同じ映像が出てくるんです。

その時に一緒に一瞬出てくる映像が

4分14秒、倒れた少女の悲しそうな顔

4分15秒、階段を駆け上がる警察

そのあとの一郎さんはドアを飛び出して落ちてしまう。

女性に変わりながら。

落ちた後、一郎さんが目を覚ましたベッドのシーツの柄が違う。

夢だったのか、ってな感じで街を歩くと

5分15秒、一番最後に倒れてたのは

4分14秒に出てきた女性ではなく、女装した一郎さん


もう、いろんな事考えながらMV見て研究しちゃう。

こんなにMV見ていろいろ頭を働かせたのは初めて。

どんなメッセージが込められてるのかがすごく気になる。

来週、楽しみです。