sakanaction SAKANAQUARIUM2017 幕張初日から、

ずいぶん日にちが経ってしまった。

人(自分)の記憶はあてにならない…間違っていたらゴメンナサイ。

思うがままに書いてみます。


 

さて、買ったTシャツに着替え、

荷物をロッカーに預けます。

『鍵と交換』システムがわからなくて、側にいた人に教えてもらった(笑)

係りの人にチケットを見せて、ロッカーを指定される方式。

一か所、1000円で出し入れ自由。

 

いよいよ会場入り。

列に並びます。

50人くらいずつ、チケットの番号順に呼ばれて入る。

ホール内は、青く染まっている。

ふわふわと映る形は、巨大なくらげのよう。

サカナクアリウムに漂えることの幸せを噛みしめる。


 

かすかな明かりを頼りに、分厚いハードカバーの本を読む男性が私の前に。

え、今この状況で読むの?それはいったい何の本?!

スマホが無数の発光体となっている中、

活字文化の権化のような、すらっとしたストイックそうな山口一郎ファッションのこの人も、

ファンなんだなあ。

それがサカナクション。

 

サカナクションの音に出会ったきっかけは『SAKANAQUARIUM2015-2016 "NF Records launch tour"』

心に沁みた。

空間をまるごと海に変えていくような

照明、曲、歌声、演奏、演出、オーディエンス、合唱、

大きな波に包まれるように、

 

そこに居たいと思った。

それで、ここに居る。

ここに居る人は皆、それぞれに海に還りたい人かもしれない。

 

音が四方を巡る。

サラウンドの音の波。

『サンプル』の音が実験のように流れている。

心臓の音が鳴る。

赤い柱が何本も立つ。

 

暗くなって宣言される、「サカナクアリウム2017」 く~かっこいい。

新宝島のイントロと同時に、ロゴが映し出される。

うわぁ~

一気に上がる熱、

心臓を打ってくる音、

 

セットリストはこちら

http://www.livefans.jp/events/811016

 

一郎さんが腕を下から上げていく。

私たちも腕を上げて、釣られていくサカナの群れになる、

一郎さんが、客席に向けて届けようとしているモノを、余すところなく受け取りたい、

手のひらをいっぱい伸ばして掴みたい、

そして私たちも感謝の心を、また、ステージのサカナクションに向けて返す、

手を伸ばして。

首長竜のような撮影用機材のアームがこちらを向き、なめていく、

心地良い、楽しい、音に身を委ねる感覚、手拍子、合唱パート。

 

驚いたのは、合唱しても自分の声が聴こえないこと!

合唱がサカナクションの音が届く邪魔にならない、

一郎さんとメンバーのコーラス、演奏が直に響いてくる…、


音楽『音が楽しい』

この音楽が最高です。

歌うのが楽しい、

本能で揺れるのが楽しい、

ステージに応えていくのが楽しい、

一体となって楽しい、でもそれぞれが自由で楽しい、

解き放たれて楽しい、

サカナクアリウムで泳ぎ回る、泳ぎ続けないと溺れるサメのように。

ぐるりと回る、サラウンドの音とともに。

 

「ナイトフィッシングイズグッド」終了後、

真っ暗になった時、「気分の悪い人はいませんか」と会場の人が回ってくれた。

 

それから

サンプルのリミックスを流しながら、チームサカナクションの紹介、舞台裏の中継。

なんと、サラウンドを作り出しているチームは、

観客席側でたぶんステージと向かい合って、調整していました。

ありがとう~チームの皆さんに、感謝を込めて拍手をする。

 

グーッと盛り上がっていって、アンコールに突入。

一郎さんたらここで、「まだまだ踊れる?」と。

まじですか。やってくれるんですか。

どこまでも、ついていきますよ。

…へろへろなんだけど、嬉しい。

 

「僕、スランプだったんですよ

ビクターがね~タイアップばっかりさせたから(笑)

自分の本当につくりたい音がわからなくなって」

 

うんうん(ToT)

 

「新曲やります」

 

えっ?えっ!新曲!!!?

予想外、一郎さん!!!

 

「♪ゆるしてー~ゆるしてー~♪」

 

…えっなんでも許すよ?

 

許してって言ってましたよね?そう聴こえました。

もう、私は、

許すよ、許さないわけないじゃん、~〜〜

と、心の中で叫んで泣いてました・・・。

やっぱり、一郎さんの歌詞が好き、曲が好き、音楽が好き。

私も「許されてない人」に許しを請い続けていかないとなあ、と思ったり。

 

新曲が終わって、一郎さん、

「今、売れなさそうって思ったでしょ」

…えぇっと…静かに笑うオーディエンス。

間髪入れず

「アルバム出します」

 

えっ、アルバム!!!ホント?!!

またまたサプライズ!!!!!

 

「来年出します」

 

…今年じゃないんかい!

静かに笑うオーディエンスw

 

いいよ、一郎さんの納得いくまで

身体を壊さないように

ゆっくり作ってください。

 

今までつくった、珠玉の曲だけだって、十分聴きたいよ、繰り返し。

 

幕張二日目は

「ナイトフィッシングイズグッド」の位置に「グッドバイ」

「ネイティブダンサー」の位置に「ホーリーダンス」でした。

対になるような選曲ですね。

あーそっちも聴きたかったあ。

二日とも行くファンに配慮してくれたんですね。

私も行きたかったな~。

 

「ネイティブダンサー」の時、会場を雪が舞い上がりました。

「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」の時は、あの人形たちが左右、両方に!
 
岡崎さんは、背中がシン・ゴジラのよう
「殺したい人が増えるとあの棘が増える」なんて、からかう一郎さん。
 
最後に私の大好きな、いつもの、
メンバー全員横並びで手を繋いで、「ありがとうございました!」の挨拶。
こちらこそ、ありがとうだよ。
素晴らしい音楽体験でした。
 
 
大阪城ホール公演、そして長いツアー終了、お疲れさまでした。
また、行きますよ~。
幸せになれました・・・今も、持続しています・・・。
サカナクション、そして関係者の皆様、心からありがとうございました。
 


にほんブログ村

 
人気ブログランキング