私はアスリートがありのままで生きられるといいなと思うたちなので、

宇野さんが真凜さんとの交際を公表したとき、良いなと思った。

宇野さんは自分の心に嘘をつきたくない人、自分の大切な人の心を思い、それを皆にわかってもらおうとする人だということは、これまでの本人や周りのさまざまな発信から、そう遠くない本人像ではないかと私は思っている。


真凜さんと交際をしている宇野さんに関して、批判する宇野ファンを見ていると、アスリートに何を望んでいるのかな?と思ってしまう。

好きになれる人と出会えて、両思いになれること自体、本当に稀なことだし、お互いを思う気持ちを順調に育むことはもっと難しい。

それに加えて(日本選手では)今までにない、「ファンも真凜さんとの交際を温かく見守ってほしい」とするスタンスを打ち出した宇野さんは、今後の選手にとってもそれぞれの人生を生きやすくする道を開くことになるのではと、私は感じている。


真凜さんとの交際を温かく見守れない人と、温かく見守ってほしい宇野さんは、どこまでいっても相入れない。

けれどインスタを更新し、ナウボイスを発信した宇野さんは、ファンに対してまだ諦めていないんだなと感じる。感謝しかない。

ファンに何も言われたくなければ、何も発信しないことが一番無難なのだから。


ナウボイスを聞いた時、「公式の許可を得ていた」ということをファンに伝えたいのだな、と私は思った。それなら、ファンの批判の核にしている部分が少し変わってくる。

だけれども、その結果何が起こったか。宇野ファンの、「なぜ自分のファン向けコンテンツでいいわけしてるんです?」的な攻撃です。


ファン向けコンテンツで言いますよね。だって、宇野さんが一番伝えたくて、わかってほしくて、且つわかってもらえる可能性があると思っているのは、叩いている宇野ファンと、言葉に出さなくても心配している宇野ファンに対してなのだから。


私は宇野さんの言葉が言い訳にも擁護にも聞こえませんでした。

「みんなが思っているのと事実は違っているよ」とさりげなく知らせて、批判した宇野ファンにも響いてくれれば…という…願いのような…、

ファンに希望をみていたのではないでしょうか。


でも、「真凜さんを叩きたい」が根底にある人には通用しない。なんで庇うの?と、ますます怒ってしまう。


公式サイトで、正式な交際発表をした時も同じような宇野ファンの反応が起こりました。

「公式サイトではプライベートなお知らせは見たくない」と。

ファン向けコンテンツでもダメ、公式サイトでもダメ。

メディアから事務所に交際の事実確認の問い合わせがあった以上、その対応のためにも公式サイトから正式発表する必要があると事務所が判断したのだと、なぜ考えられないのか。


私は応援する対象の選手に、自分のことを気遣ってほしいという気持ちを全面に出すファンを見ると、そんなことより選手の気持ちを気遣う方が先なのでは?と思ってしまう。

何も良くわかってないにも関わらず、自分の想像以外のことが起こっている可能性にすら気づけず、平気でアンチと同じことを言い放つファン。


その言葉は、宇野さんの幸せを願う宇野ファンをも、傷つける刃となる。



宇野さんが真凜さんとの交際を公表したのも、宇野ファンに叩かれる真凜さんを黙って見ていられなかったことが大きかったのではないかと私は思っている。


グッズを買ったり、観戦に行ったりして応援すること、その見返りにファンの気持ちも考えてほしいと要求できる人…、選手の気持ちより自分(ファン)を優先させろと要求できる、そのファンの気持ちって何だろう。


見返りを求めるくらいなら、応援しなければいいのでは。

ありのままで生きたい宇野さんが自分(ファン)の思い通りにならないからといって、叩いていい理由にならないと思う。


反対に、宇野さんがいつも裏表なく自分らしくいられることを望んでいるファンだって、たくさんいるのです。


PIWのファンサだって、とてもいい笑顔でファン全員、それこそ " 一人一人 " に視線を合わせていた。

恥ずかしさを抱えてポーズをとるよりお手振りやVサインをする方が、ずっと自然で素敵な姿を "たくさんの" ファンに見せることができると、宇野さん自身が思っているからこそだろう。

良い写真が撮れて、過去一番に満足したファンも多いのではないでしょうか。


ツイッターに流れてくる、ファンの写した宇野さんの写真に必ずその人へのカメラ目線があるということは、ファン一人一人に笑顔を贈っているということだ。

これが究極の "プロのファンサービス" でなくてなんなんでしょう?



昔は自分の笑っている顔さえ、あまり好きではないと言っていた宇野さん。話す声も、聞き取れないくらい小さくて…。

「そんな、愛されるなんて、絶対に無いと思います」と言っていたこともある。

「リンクの上でも演技じゃなかったらすごい…恥ずかしさが出てると思うんですけど」「演技はそんなに…恥ずかしいとか思ったことはないです」と。

その番組でメディアは「話す言葉はまっすぐで正直。答えに嘘の無いところがかっこいい、宇野選手でした」と評していました。


その宇野さんが今、自分が好き、話をすることが好き、と言える宇野さんになれたことが、私は嬉しい。

選手が、幸せな人生を送ってくれることが、一番嬉しい。


選手が引退して、もう表舞台には出てこなくてもどこかで幸せに過ごしてくれていたらそれでいい、と思った経験がある私には、どこまでも前向きに、いつも自分を偽らずに伝えてくれようとする宇野さんは尊く、そのままでいてほしいし、いさせてあげたいと思う。




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