フィギュアスケートファンが、ファンアートをグッズ化するに当たっての話ですが、
ファン同士のグッズ交換など、無料で内輪で楽しむ分には許されると思いますが、
たとえば、宇野さんの家のUNO1ワンであると直接わかるようなやり方(名前を入れるなど)で、グッズを作りファンに販売するなら、それには許可がいるのでは…?(許可はおりないと思いますが)
だってそのグッズは『宇野家のワンちゃんであること』に価値をおいての販売となるから。
以前、チョコレートのお店がスケーターの優勝記念チョコを発売しようとして、待ったがかかったことがありましたよね。
フランスのフィギュアスケート誌の『パティナージュ』も、スケーターに許可を得ずグッズを作って売り出し、問題になったことがあります。
また、スケーターの衣装を想起させるグッズをファンが販売するのは、その衣装をデザインし製作した人に著作権があるので、御法度です。
そしてUNO1ワンは、モデルとして事務所に所属し、仕事をしているのでは?
フィギュアスケート界はファンアートには寛容で、その辺りファンの良識にかなり任せてくれていると思います。
だから、ファンも、販売という形はとっていないでしょう。販売(ファンアートのやりとりにお金を介在させること)に踏み込むことに問題があると認識しているファンが大多数だからです。
名前を入れず、UNO1ワンでなく「ただのトイプードル」の絵といえるものであれば、ぎりセーフといったところではないでしょうか。
グッズ販売に当たっては、注意が必要かと思います。
個人が特定のスケーター(ワンちゃん)の価値に頼ってグッズ販売することは、スケーター(ワンちゃん)の消費(利用)に通じるからです。
スケーター(ワンちゃん)の人気に乗じて販促をするならそれには許可と契約が生じます。
ファンアートは、公式の権利をできるだけ侵害しないように気を配るから、大目に見てもらっているという意識を持ちたいです。
引っ掛かりを感じるのは、私だけかもしれませんが…。
「ファンがパブリシティ権を侵害しても、スケーターは何も言わないだろう」と見切り発車するファンが、増えてほしくありません。
…細かくてすみません。
※バナーは収益化していないとのご本人の投稿を拝見しましたが、それは論点ずらしです。
私がこの記事を書いたきっかけはバナーではなく、Emmaちゃんの名前を入れたトートバッグのグッズ化の投稿を見たからです。また、グッズにEmmaちゃんの名前が入っていなければ、書きません。
つまり、販売するなら『Emma』の名前を入れることには問題があるのでは?と問うています。
『Emma』グッズを売るなら、Emmaちゃんの所属する事務所と契約する必要があると思います。
はっきりいえば、Emmaと銘打って顧客(宇野ファン)を募りグッズを作って販売することを私は問題視しており、収益化するかしないかは関係ありません。
収益化しなければ問題はないと思わせたようですが(そう受け取られたことに私は驚きましたが)、誤解させるような書き方だったならすみません。
パブリシティ権についてどんな考えを持ってグッズ化しようとするのか、お聞きしたいです。
そこは、今まで良識を持つ絵師さんらが、踏み込まなかった領域です。
あなたがEmmaの名前を使って観戦用トートバッグを作れば、公式スポンサーの観戦用トートバッグと競合します。
あなたがEmmaTシャツを作ればアイスショーや公式スポンサーのTシャツと競合します。
私は、あなたの作るグッズにEmmaという文字を入れて欲しくないというだけです。
ファンはあなたの絵が好きだから、グッズを購入するのでしょう。それなら、『Emma』の文字を入れずに販売しても売れると思います。それなのに、無断で『Emma』の文字を入れたい理由は何でしょうか。
そこに、自分の作品に『Emma』という付加価値をはっきりつけて、よりたくさんの宇野ファンに持ってもらいたいという願望があるのではないですか。
公式からトロちゃんEmmaちゃんのトートバッグが出たこともありました(グッズ化に当たって当然、宇野家と契約は交わされたでしょう)し、
以前トートバッグを出したファンの方は、Emmaちゃんを消費することに繋がらないよう、名前(Emma)を入れないように気を遣って"poodle"とされてました。ご存知でしたか?
その配慮が感じられるから、宇野家もいっそう嬉しかったのではないかと思います。だからUNO1チャンネルで、間接的に感謝の意を伝えてくれたのでしょう。
絵師さんが皆、あなたのようにEmmaグッズを販売し始めたら、どうなると思いますか。
そうならないように、これまで一人一人の絵師さんが自制してきたのです。
絵を描く人ならそこに、気がついてほしいです。
ファンは皆、選手を商用に利用しないでしょう?
どんなに絵が上手でも、どんなに自分の絵のファンがたくさんいても、選手の絵をグッズ化して販売したりしないですよね。それは、収益化するかしないか以前の問題です。
同じように、ファンがEmmaちゃんを商用に利用してほしくないと思うのです。
選手バナーは心のこもった応援と思います。
手作りバナーは、選手を応援したい気持ちを伝えることのできる、素晴らしいアイテムです。
でも、選手を販促に利用して自分の作ったバナーの購入を推奨し、集団でそのバナーを持つことを目的とし、数を増やすために販売することを公式バナー購入より優先させるなら、本末転倒の面が出てくるとは思います。つまりそれは、公式バナーと競合するということです。
この記事はバナーについて書いたものではありませんがバナーのことだと思われたようなので、バナーについての私見も述べました。
(追記)
8月30日、宇野家がUNO1ワンをモデルに、Tシャツやトレーナー、トートバッグを作りましたね。
その際Emmaちゃんは、単体ではなぜかグッズ化の申請が通らなかったそうですよ。
…そして、時期的にもあなたの作るTシャツやトートバッグは、宇野家の作ったUNO1グッズと競合することになるでしょう。
どうしてそんなことになったのか?そのことを受け止めていただけたら、と思います。
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