昨晩、あれだけ食べても時間が経てば腹は減るものでして、朝食を取るために、豆腐の比嘉さんへ。
こちらは、ゆしどうふのお店です。
ゆしどうふ、ご存知ですかね。豆腐は豆乳ににがりを入れて枠で固めて作りますが、枠に入れる前の豆乳ににがりを入れた状態のふわふわの豆腐でして、沖縄の郷土料理の一つに数えられています。
ご飯とのセットやそばに載せたゆしどうふそばが人気のようですが、ご飯にとろろとゆしどうふをかけた“ぶっかけゆしどうふ”なるメニューがあったので、そちらをお願いすることに。
それに100円で肉炒めや明太子、玉子焼きなんかが追加できましたので、イカの塩辛を追加いたしまして。
そば、たくわん、豆乳がついてきて朝から結構豪華な見た目になってしまいました。
まあ、とどのつまり、おぼろ豆腐雑炊なのですが、前日の暴食に比べ、なんとも健康的な味わい。
こういう朝食は癒されますね。
730記念碑なるものが目に留まりました。
こちらは1978年7月30日、沖縄が本土に復帰して6年目の通行区分変更を記念したものだそうです。
アメリカ統治下で長く右側通行だったのを本土と同じ左側通行に改めた日なわけですが、こういうものを目にすると沖縄の複雑な歴史が思い起こされます。
石垣島に別れを告げ、更に先へ向かうのですが、ここからは船しかありません。
埠頭に出てみると、思ったよりも船が小さい・・・内海の周遊船によくあるサイズです。
お客の数からすれば十分な大きさなのでしょうが、海が荒れている時には、乗るのを遠慮したくなる感じ。
出港して、ぼんやり外を見ていると、海上保安庁の巡視船が停泊しておりました。
「しもきた」の船名が見えます。八戸管区から来ているのでしょうか。それとも配置換えか。
沖縄の地理的な複雑さも垣間見えたような気がしました。
一見、長閑な南国なのですが・・・。