もう何も聞こえてこない 愛するあなたの囁きさえも
胸に深く突き刺すように蔑む民の 瞳の中には私が

当たり前のように進む時は 刻むことをやめて
残された運命の時間を ひとり瞼を閉じ祈る

もしも
願いがひとつ叶うとするなら
真実の欠片をあなたの元へ
決して届くはずもない想いばかり
儚く浮かんでは消えてく

広場で鳴り響く 終わりを告げるチャペルの鐘の音
馬車を引く馬の蹄の音と共に迎えの使者がくる


息を殺してこの世に生きても
どんなに会いたいと願っていても
決して悲しい運命の影だけは
永遠に消すことは出来ない


最後まであなたにいえなかった言葉が
涙以上に溢れてた

もしも
願いがひとつ叶うとするなら
真実の欠片をあなたの元へ
決して届くはずもない想いだけが
虚しく浮かんでは消えてく


もう二度と真実が知られなくても
どんな大きな罪をきせられても
たとえ魂の抜け殻になったとしても
永遠の愛を誓います