白血病は悪性新生物ではないの? | あ~ぁ、白血病になっちゃった

白血病は悪性新生物ではないの?

帰宅後、お袋に診断結果を報告する。お袋は「なってしまったものは仕方がない。子ども達がまだ小さいんだから早く治るように、治療に専念しないさい。これから、副作用で大変かもしれないけど、家族のこと考えたら乗り切れるでしょ」と言われた。私も親よりも先に死ぬなんて親不孝はできないと思った。


この日、白血病の治療費が結構かかるとわかったので、私の加入している生命保険とがん保険に保険金が支給されるかどうか聞いてみた。まず、某生命保険会社に電話をかける、

「『慢性骨髄性白血病』と診断されたのですが、特約で保険金が支給されるのでしょうか?」

「お客様は、入院特約と五大成人病特約に加入されておりますので、5日以上入院された場合に支給されます。お客様は『白血病』とのことですので、5日以上入院された場合、入院特約からしか支給されません。」

「『白血病』って、五大成人病ではないんですか?」

「五大成人病とは、悪性新生物・心筋梗塞・脳梗…」

「悪性新生物って、いわゆる癌のことですよね?」

「はい、そうです」

「白血病って、血液の癌といわれているし、癌の専門病院で白血病の治療を行っているのはどうしてなんですか?」

「それは…、一度、診断書を拝見させていただいてから判断したいと思います」

この人は、診断書を作るのにいくら必要なのかわかっているのかなぁ。仕方ないけど…。でも、だから、この保険会社は営業停止になったんだ!と思った。どうせ入院はしないのだからくいさがらずに電話を切った。

次にがん保険の会社に電話、

「『慢性骨髄性白血病』と診断されたのですが、保険金は支給されるのでしょうか?」

「はい、診断された場合、診断一時金が支給されます。」

さすが、がん保険!

「通院給付金も支給されますか?」

「すいません。20日以上入院され、退院後の通院費用のみに適用されます」

20日以上なんてパンフレットに書かれてなかった。しかも、団体加入だったので約款ももらっていなかったから知らなかった。

次に、高額療養費と医療費控除について調べる。まずは高額療養費

自己負担額72,300円+(医療費-241,000円)×1%が還付。私の場合は、あんまり戻ってこないみたい。しかも、10月ぐらいに8万以上の自己負担額にハードルも上がるみたい。それに!申告は同じ病院で同じ課でないと申告できないようだ。と、いうことは、院外処方だと損じゃないですか!しかも、医者と薬剤師は同じこと言って無駄な費用かかってるし…。72,300円といったら家賃ですよね。

次に医療費控除。

10万円以上医療費を支出している場合に税金が戻ってくるんだけど、高額療養費から還付を受けた金額と、保険給付金は医療費から引かなければならない。高額療養費は半ば税金のようなものの還付だから納得するとして、保険給付金は、毎年保険の掛け金が所得控除されているとはいえ、任意で保険を掛けてるものでしょ?なんかおかしくない?

なんか納得いかないことが多い。生計困難世帯が、がん治療を受けるには、生活保護にならなければ受けられないなぁと思った。いざ、自分がそのような立場になって初めて気づいた。愚かなことだ。医療制度改革についても調べなければと思った。他に良い制度はないのかな?


主治医に副作用で手足がむくむので結婚指輪を外したほうが良いと勧められた。11年間外したことがなかったので、少し寂しく思い、ネックレスをして指輪を身につけようと思った。そこで、15年以上の付き合いで、宝石関係のアクセサリーを作っている友人のlapis-ya さんに、ネックレス購入を打診する。銀よりもプラチナのほうが高いんですね。いつも安くしてくれるlapis-ya さんでも結構なお値段。結局、銀のネックレスを依頼する。ちなみに、普段、貴金属なんてしない私がどうしてネックレスなんて購入するんだとlapis-ya さんに聞かれたものだから、正直に告白しました。友人てありがたいものですね。


今日は嫁さんネタありませんo(^-^)o