9/14 中濃神道振興会にて教養研修会を行いました。
研修会のテーマは 「防災について」です。
昨年発生した東日本大震災は甚大なる被害をもたらしました。
現在も復興の中にあり、岐阜県神道振興会としても復興支援活動を継続して行っています。
震災以降、国内では様々な問題があるなか、災害に関してや、エネルギーについて
多くの議論が交わされるようになりました。
そこで岐阜県内にある水瓶『徳山ダム』の持つ役割・働きについてを学ぶことと、
100年前に発生した濃尾震災の残した根尾谷断層について学ぶ研修会を開催いたしました。
はじめに「生命の水と森の学習センターにて徳山ダムが完成するまでの歴史を学びました。
「徳山ダム」内部にて説明を聞きました。
徳山ダムは、①洪水調整、②流水の正常な機能の維持、③新規利水、④発電、
の複数の目的を併せ持つ多目的ダムだそうです。
原子力エネルギーは本来、他国からのエネルギー依存より独立を図る意味で造られている。
そして、自然エネルギーというのはあくまで自然を相手とするため採取される量が限られる。
どれも一長一短であるため、すべてを変えたり否定することはできない。
このダムもこれからまた新しく目的が追加されるんだろうか・・・。
その後、根尾に移動し根尾谷断層「地震断層観察館」へ。
1891年(明治24年)10月28日に発生した濃尾地震。
マグニチュード8.0(震度7)の大地震が発生し、
地震断層の延長距離は80kmをこえ上下に6m、長さ1000mになる断層崖が隆起しました。
現在の岐阜県は、「東海、東南海、南海連動大地震」を想定している。
知識だけではどうにもならないが、本研修会をt通してこれを気づきの場として
参加者の日々の防災意識の向上といざという時の備えの一助になることを切に願います。
禰宜