東村山「創価学会の四悪人」裁判で西村修平氏が敗訴 | 断片的な日々 

東村山「創価学会の四悪人」裁判で西村修平氏が敗訴

1995年に東京都東村山市で発生した、市議朝木明代氏転落死事件をめぐって、警視庁東村山署の元副署長・千葉英司氏が、「主権回復を目指す会」代表の西村修平氏を名誉毀損で訴えていた裁判の判決が、本日28日、東京地裁八王子支部で言い渡された。


地裁は、西村氏に10万円の支払いを命じる判決を下した。千葉氏の主張を認め、西村氏が敗訴した形である。


裁判の発端は、次の通り。


2008年9月1日、西村氏らが西武線東村山駅前で行った「朝木明代さん殺害事件を13年目の命日に市民に訴える!」と題する街宣において、西村氏が「創価学会の四悪人」などと明記したプラカードを掲げ、「東村山署須田豊美刑事係長、千葉英司副署長、この2人が朝木さんが謀殺された事件を自殺として覆い隠した張本人」「(創価学会検事と)同じ穴の狢」「この4人が殺人を自殺に仕立て上げた」などと演説した。


これに対して、千葉氏が名誉を毀損されたとして、西村氏に対して100万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したものである。


法廷には、西村氏のほか、瀬戸弘幸氏、有門大輔氏、まきやすとも氏ら12名ほどが傍聴に訪れた模様。原告の千葉氏は出廷しなかったらしい。傍聴者によれば、判決言い渡しやその後も、特に混乱や不適切な発言、野次などは無く、粛々と進められたという。


西村氏は裁判の開始に当たり、「願ってもない真相究明の舞台」などと表明していた。これについては、判決文が入手できていないため詳細は明らかでないものの、その発言が実現したとは考えにくい。また、同氏の言う「真相」が何を指すものなのかも、明らかではない。