■①新規事業を考える際の”制約条件”を最初に決めておくべき。
これはその通りかと思います。「既存のX事業とのシナジーがある」事業にすること、というお題があるか無いかで考えるアイデアに大きな違いが生じます。
しかしその制約条件は検討を進めていく中で明らかになっていくことが多いです。したがって、その深堀における制約がムーブするということも考慮に入れて運用していけるとよいかと存じます。
なお、制約条件がムーブすると過去に没にしたアイデアの制約が緩和されて復活することもあります。したがって、没アイデアの復活化を見越してストック資産にしておくことが有用かと考えます。
■②最終的な金銭的なリターンを提示することはどの段階でも必要であると考えます。
本書では、初期的な段階では難しいと記載していますが、私はそうは思いません。
常にリターンは想定し、そのロジックと値を洗い替えていくことが建設的な議論として必要かと思います。