翌日、朝早くTAKが起き出して俺が目が覚めたのを確認すると抱きついてきました。
朝からエッチです。今日はもう帰らなければならないんだけど、そんなことも忘れたくなるほどの朝一エッチを楽しみました。

TAKと一緒にいるのがなんか癒されるし、

飛行機の便は夜便なので昼までパタヤで一緒にいてもいいかなと思いTAKに聞きました。
俺「今日はフリーなの?」
TAK「フリー?????。。。。。。 ノー!!! I am not Free !!」とぷくーっとふくれた表情をしました。
どうやらFree TimeをFree Chargeと思ったようです。

俺はすごくおかしくなって "hahahaha I pay you, don't worry, OK OK
that's OK "と大笑いしました。

と同時に、やはりGOGOBOYは所詮マネーボーイ、お金のことがいつも頭にあるんだと認識しました。

だけどTAKに対してはそんなことも忘れるほど一緒にいることが自然に感じる自分に気がついていました。
でも事実GOGOBOYという職業はマネーボーイなのだから当たり前といえば当たり前、そんなことを冷静に考えると何も改めて認識することではないと思いました。

現実的に仕事が終わったらそれでGOGOBOYとの時間はおしまいだしと思って、

まぁこれ以上もういいかなと思い直し、俺も帰り支度もあるのでTAKともう少し時間を過ごすことはやめました。

そしてシャワーを一緒に浴びて、着替えて帰り際にチップを渡すとワーイしてくれてにっこりしました。
正直もともとGOGOBARは行く予定もなかったしで、ルールのことも調べてもなかったので、

一晩泊まったチップの相場のことはよくわからなかったので、夜まで過ごすためのお金と交通費と空港税をのこして残り少なくなっていたバーツを全部渡しました。それが多いのか少ないのか妥当なのかも当時はさっぱりわかりませんでした。

部屋を出るときにドアの前でTAKが俺を大きな目で見つめて何か言い出しそうにしましたが

少し沈黙で見つめ合う時間がありました。

TAKは俺に何か言いたそうにしていましたが、そのときは片言の英語しかしゃべれなく、英単語がうまく出てこないのか

俺がにっこり笑うと、なんだか少し寂しそうな表情で帰って行きました。

部屋に一人になった俺も不思議な気分に包まれ寂しい気分になっていると同時に

たった8時間ほど一緒にいただけのGOGOBOYにこんな感情を何か抱いている俺が馬鹿に思えてきました。

そして帰り支度をしていると、彼のネックレスがテーブルの上に忘れられているのを発見しました。どうみても安物のネックレスですが、捨てるわけにもいかず、かといって連絡先もわからないし、BARに今日は行く時間もないので、持って帰ることにしました。