タイ人ちょっと前の騒動もどこ行ったかのように
なんもかわらん生活の毎日のタイ。
そもそもお小遣いもらって田舎のおっちゃんやおばはんが集結してたんやから
中には弁当だけ出してくれたら参加するというのも結構いるという。
豪華弁当プラスデザート付きなんか出たときには、参加者は気合い入れて戦いそうだ。

以前タイで仕事で現地で人手がいるときに、10人ほど探しといてとお願いしたら
30人ほど来ていたことがあってびっくらこいた。
こちらから決められた予算で仕事してもらってたけど、コーディネーターががっぽり懐に入れて
現地人は一日100バーツプラス弁当支給という感じで雇い入れてたんやろうと想像できる。
なんせなんにもせんと道路で寝ている人がいっぱいいるし
下手したらそんな人やったらほんま弁当だけでも来ると思うわ。

と、なんともおおらかなタイですけど、もっとびっくりすることがあった。

彼氏のパスポートをだいぶ前のことやけど作ったときに本名を英語表記にする際に
どう書けばいいのか彼はなやんで、係の人に聞いていた。
さくさくと係の人がタイ語の名前から英語表記に書き直した。

一応タイ文字に対して英語表記の置き換えは一定のルールで決まっているのだが
タイ語には微妙な音が多くて
英語表記にすること自体が無理があったりするのだ。

それで彼氏の名前の英語での表記はパスポート表記が正という事と俺は信じていた。
しかしある日、彼氏のクレジットカードや銀行のキャッシュカードやらを見せてくれたのだが
どちらも英語表記がばらばらなのだ。
それにパスポート表記とも違う。
大まかには同じやけど、でもやっぱり違う。
おそらく銀行の窓口で作った際の人がそう書いたに違いない。

パスポートセンターの人、銀行の人、それぞれ担当する人によってタイ語の名前を英語表記するのに
適当に置き換えているのだ。
なんというか、統一性のないところもまたタイらしい。

そんなおおらかなタイは日本人にとってやっぱり非日常的と言える。