「フレディ・マーキュリーの再来か⁉」
…と呼ばれているボーカリストが在籍するバンドがいるってんで、今さらながら初めて聴いてみた。
FUN.の「SOME NIGHTS」
どん。
ぶっちゃけ「全米No.1!」とか言われてるから逆にあまり期待してなかったんだけど、いざ聴いてみたら…
見事に当たりだった件。
\(^o^)/しかも超絶当たりだった!
配信で購入してから約一ヶ月、もう毎日ドンドン近づくその距離にヘビーローテーションしてる。
ジェリーフィッシュやヘフナー、ELO、XTCなんかをミキサーで混ぜ合わせ、それをクィーンが美味しく頂きましたって感じの至高のポップ。
アルバム全曲がハッピーな映画のエンディング曲のような、力強い多幸感溢れるサウンドとメロディ。
そして何より
ボーカリストがすげえ。
これはフレディの再来と言われるのも十分頷ける。
普段はどちらかと言うとボーカルよりもサウンドやメロディ、アレンジなんかを優先して聴く自分が、このボーカルには完璧にやられた。
フレディのように力強くしなやかで、まるでアルバム全体が自分の声のためにあるようにどの曲でも堂々としている。
中途半端に上手いボーカリストは多いけど、こいつは突き抜けている。謂わば本物の王道だ。
王道的なボーカリストが苦手な自分が言うんだから間違いない。王道的なのと王道は似ているようで全く別物だ。
例えるならば160km超のストレートをガンガン投げれるピッチャー。制球もスタミナも素晴らしい。
ハンカチ王子のようなバンドが多い中で、彼らはまさに田中将大投手のようなバンドと言えるだろう。
ただ惜しむらくは、そんな天才ピッチャーを擁しているのだからあまりボーカルエフェクトは使わなくても良かった。特にボコーダー的なやつ。
ストレートで勝てる投手にそんな小細工は必要ないのだ。
…しかし文句らしい文句はそれくらいで、アルバム自体がホントに素晴らしい。
良いアルバムを紹介する際に「捨て曲無し!」とかいうことがあるけど、何と言うか、どの曲がと言うよりもアルバム全てを抱きしめたくなる作品。
聴き始めたと思ったら、毎回あっという間にアルバムが終わっている。
去年の作品ではあるものの、この出会いに感謝したくなるほど、まだまだ聴き続けることになりそうです。
…そしてこのネイトってボーカリストにはこれから先、いつか擬えられているフレディのようにグレイトな存在になって欲しいですね。
その素養は十二分にあると思います。
だけど全盛期のフレディの球速は180kmを超えてたからね。
そしてその球速を保ったまま変化球も投げれたからね。
そんでもってピッチャーゴロとか絶対に拾いに行かないし、投球フォームが独特すぎてボーク連発するからね。
フレディにあってネイトに足りないのは、そんな奔放さ。
性別や人種、国籍なんかを軽く飛び越えるあの奔放さこそがフレディのボーカル最大の魅力だった。
それを身につける事が出来ればフレディと肩を並べられるはず。
頑張れネイト君。
…まずは裸にサスペンダーを着けるとこから始めてみようか。
\(^o^)/ヒゲと変なスティックもな!
まあ野球とか全然詳しくないんですけどね☆リーダー