「ピクセル指定でパワーポイント図形をリサイズするツールの配布」でツールを配布しましたが、もう少し簡単な方法がありました。

「図形の書式設定ーサイズとプロパティ」でサイズを指定する方法です。

この幅と高さを使った事のある人は少ないと思います。

だって、意味不明な値ですからwww

これを説明します。

 

四角形を単純にドロップし、枠無しにした場合、この値は2.54cm×2.54cmになります。

2.54という値見た事ありませんか?

これは1インチなんです。

1インチ=2.54cm

 

この四角形を「図として保存」してみます。

エクスプローラーのプロパティを見ると、150×150ピクセルになっています。
 

1インチ=2.54cmの長さが150pxになったわけです。

解像度はdpi(dots per inch)です。1インチ当たりに何ドット(ピクセル)入れているかですから、1インチに150ピクセル入っている事が判ります。

 

「ピクセル指定でパワーポイント図形をリサイズするツールの配布」で、パワーポイント内部では解像度を150dpiにしていると思われると書きましたが、これで証明されました。

 
dpiが確定すると、指定したいpxにするためには何cmにすれば良いかが計算できます。
1000pxを計算してみます。
2.54cm:150px=Xcm:1000px
Xcm=2.54×1000/150=16.93cm
 
「図形の書式設定ーサイズとプロパティ」の幅を16.93cmにして、「図として保存」してみて下さい。
1000px×150pxになったはずです。
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図形を正確な大きさ(px)で保存したい場合はこの計算式を使ってみて下さい。
※計算誤差で1pxほど前後する事があります。