『ヒゲそったんだね』
『うん』と言いながら、ヒゲ剃り跡を確認していた。
『チッ剃り残しあるな…』舌打ちかい
『もう一回剃るかい』
『だって昨日 髭剃るやつ、返しちゃったもん』誰に意味不明
今日から おにぎりになった。
ちょっと 時間がかかったが『食べたい』というので 見守っていた。
箸を使って、上手に食べる。
一品一品、箸でつまんでは、必ず私に食べさせようとする…。
そういう優しさは、以前からあったな…。
旦那に対する不満ばかりで
そういう優しさ
忘れていた。
食後まもなく
『MRI呼ばれたので行きま~す』と看護師。
すると 旦那が
『おゆが行くんでしょ』
『イヤイヤ…あなたが行くの』
『えっ俺…』
看護師さんが 爆笑の中、旦那も照れ笑い(・・。)ゞ
思えば、私も体中に腫瘍があるので、MRIは必須。
以前から、MRIを何度も撮っていたので、その記憶が脳のどこかにあったから、私が検査に行くと思ったのか・・・
ベットからストレッチャーに移動後
看護師さんが「○○さん いってらっしゃ~い」
と 言うと
大きな声で はっきりと
「行ってきま~す」 って言った。
みんな驚き ((((((ノ゚⊿゚)ノ
6階の病室から 1階のリハビリ室まで 歩いて移動。
結構距離があるが
何とか理学療法士(PT)に支えられながら 歩く
途中で トイレの文字が目に入ったのか・・・
「トイレに行きたい」
( ̄□ ̄;)!! マジか
思わず、私とPTさんが、顔を合わせる。
PTさんが
「よしじゃぁ行きましょう。行きたいって言うのは初めてのことだし、挑戦してみましょう」
「は はい( ̄ー ̄;」
「だ・だいじょうぶ ですか?先生一人で」
PT「いやっ一緒にトイレに入ってください」
「は はい(/ω\)」
入ってみた
ちょっと目のやり場に困る私 (*゚.゚)ゞオイ妻だろっ
PTさんは、バサッ と躊躇することなく オムツを外し 便器に座らせる。
結局 出なかったが、大きいほうを既にオムツにしていた。
自分でトイレットペーパーを手に取り、お尻を拭く・・・
拭いた「それ」をマジマジと凝視する旦那頼むって(/ω\)
これが気持ち悪くて トイレに行きたい と言ったのか・・・
「おしっこ出そうですか~?」ってPTさんが聞いた時
出そうとする仕草をしたので状況はご想像にお任せします。
これは、いい前兆なのではないか?
オムツ外せる日が来るのか・・・
頑張れ旦那
お下品な話で失礼しました