サレラリ | 34歳夫のくも膜下出血体験記~沈黙の不倫から11年~精神科入院中の夫と母子の歩む道

34歳夫のくも膜下出血体験記~沈黙の不倫から11年~精神科入院中の夫と母子の歩む道

2011年7月夫が突然くも膜下出血(グレード5)を発症。その後の不倫発覚…高次脳機能障害(精神科入院中)の夫とこの先どう歩んでいくのか。日々の揺れ動く心を描きたいと思います。娘21歳 息子15歳 妻(私)多発性神経鞘腫という持病持ち。これについても記したいと思います。




サレラリって言葉をつい最近知った。



浮気をサレた妻・夫 = サレ妻。サレ夫。



と いうのは聞いたことがあったが・・・




ひょんなことから 某掲示板で このブログの話題になっていて・・・




幸いなことに 傷付くような内容ではなかったが 




その中で




妻はサレラリではないか・・・  と あった。




サレラリ・・・ 検索 検索・・・あせる




浮気をサレ ラリっている状態・・・




目なるほど。すごい分析力∑(゚Д゚)




旦那が意識不明の中 

浮気が発覚して

自分ではない誰かを愛し

自分と子供は愛されていない 

裏切られていた

悲しい


と 脳内変換され


深く傷つき、まるで失恋をしたかのような気持ちになり

この危機を乗り越える為に 防衛本能が働き


旦那のことが 好きなんだ。

私って旦那のことが好きだったんだ


となる。




浮気が発覚した直後は 取り乱し 落ち込むものの

再構築すると決めたあと

サレラリに陥ることがよくあるらしい。


夫に好かれようと 尽くすことをやめられないそうだ・・・

夫に媚びたり従順な妻になる。

必要以上に修復を頑張ってしまったり、
必要以上に自分を責めたりしてしまう。



が・・・



このサレラリ期っていうのは 数ヶ月から3年程で冷めるという。

ラリの後には強烈なほどのテンションダウンが来て

そのまんま欝になってしまうケースもあるそうだ。





思えば・・・



浮気発覚後 すぐに旦那の意識が戻り

簡単な意志の疎通が出来るようになった。



リハビリをして 歩けるようになって 

食べれるようになって

会話も少しずつ出来るようになって



浮気され 傷ついてるにも関わらず

旦那に尽くすことを やめられなかった。

頭の中は 旦那のことで埋め尽くされてる。



酷いことされてるのに ナゼ・・・ 

ナゼ そこまで一生懸命になれる??

と 自分でもわからなかった。



ただ・・・一人の人間として 父として 夫として 再起して欲しいから。

もちろん その思いも間違いなくあったが




心の奥底では




浮気相手より 自分の方がいいに決まってる。

浮気相手に負けたくない

私だけを見て欲しい。

私だけを頼って欲しい。

どんな状況であれ 旦那は 私の元に帰ってきた。

神様が返してくれた。

神様がチャンスを与えてくれたんだ。

形は違えど また 家族で一からやっていくんだ。

幸せな家族になるんだ。

旦那には私がいないとダメなんだ。

私じゃないとダメなんだ。ダメに決まってる。

リハビリ頑張って 自宅に帰るんだ。

私が介護する。

私はなんだから。



義母が旦那のお世話をすることすら イヤだった。

完全に メス化 していた私。誰も寄せ付けたくなかった。




友人や看護師 リハの先生 

ここのブログに来てくれる皆さんに

「一生懸命で偉い」 と 言ってもらえる事で

自分の心を保っていたのかもしれない。




旦那に尽くす事で 自分の存在意義を見出していた。




結局 退院後の選択は 在宅ではなく施設を選んだ。



あの頃は 心を鬼にして 施設を選んだ。



自宅で看るんだ と 心に決めていたが

施設を選んだ。





まもなく 私のサレラリ期は 過ぎ去ったと思われる。




今は 真逆。

恐らく ラリ後の強烈なテンションダウンとは まさにこの事なのだろう。



鬱にならないようにしなきゃ・・・