34歳夫のくも膜下出血体験記~沈黙の不倫から11年~精神科入院中の夫と母子の歩む道 -2ページ目

34歳夫のくも膜下出血体験記~沈黙の不倫から11年~精神科入院中の夫と母子の歩む道

2011年7月夫が突然くも膜下出血(グレード5)を発症。その後の不倫発覚…高次脳機能障害(精神科入院中)の夫とこの先どう歩んでいくのか。日々の揺れ動く心を描きたいと思います。娘21歳 息子15歳 妻(私)多発性神経鞘腫という持病持ち。これについても記したいと思います。

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1月26日


精神科の主治医から電話が来る




2日前のやけどの件かと思ったら





肺炎になって

熱がある

この1年で 3回ほど肺炎になってる


飲み込む力が年々弱まって

誤嚥性の肺炎が度々ある


胃瘻の検討をした方がいいかもしれない。


胃瘻をつけても 唾で誤嚥することもあるんだけど

肺炎のリスクは減らせそう






とのこと。




胃瘻か…




13年前を思い出す…








⬆️

この時は急性期で寝たきりの時。



食べ物を見て

食べたそうにしてたので



嚥下の検査をして

嚥下訓練も同時にしていた。



胃瘻を造設しても

食べることを目標に

補助的な目的だった




口から食べる事が

回復への近道なのではないか…

と、

毎日 お昼に病院に行って

時間をかけて

昼食に付き添っていた。



吐かずに全部食べれる時もあれば

吐いてもいいように

食べてすぐ 口元に袋を準備したり……


食べると すぐ吐いてしまったり

2人で半べそになったり悲しい


そんな時は

胃瘻で栄養の補給をしていた。






この時の

【食べる】


ことや



言語や理学のリハビリ




あの時のリハビリがあって





この13年があるんだと思うと






今度の胃瘻は…

あの時とは違う気がして。




○○さんは

年齢は若いですけど

言うならば、高齢者の状態と言いますか…

飲み込む力も弱くなってます



胃瘻を付けたからと言って

口から食べられなくなる訳ではなく

今みたいに肺炎になると

点滴だけでは

栄養は取れないし

ずっと鼻からチューブをいれるのも

限界がある。


かといって

胃瘻をつけたら 肺炎にはならないのか?

とも言えず

唾液を誤嚥して肺炎になることもあるので

難しい選択だと思いますが



今は肺炎を治すことに注力します。



2月中旬くらいまで

考えてもらって

また その頃 お電話します☎





胃瘻に否定的ではないけど





精神科に入院して

10年




この10年

1日をどのように過ごしてるか


くも膜下出血の後遺症で


あれだけ

噛むことに固執し

ガム

ガム

ガム


と 言って


とにかく噛みたくて噛みたくて


服や布団をボロボロにし


ガラスのコップも

噛んで割って

電池が凸凹になるほど

噛んで



……………




生きるって




なんだろう







こういう時

いつも思い出す旦那の言葉




倒れる前




人の手を借りなきゃ生きられない状態なら

俺は生きたいと思わない







これを話してた時の場所や

空や風景や旦那の声を

鮮明に覚えてて

苦しくなる






今年の7月で14年になるよ…

ごめんって思って





心がザワザワする悲しい