「どちらか1人が引き継いで残ります。どちらになるかは、3か月後に決めます。」
そんな事、言われても…
柏木さんには、既に答えは見えてました。
だって、だって…相手は、同期ちゃんですよ?
美人で頭が良くて、性格まで良いんですから。
柏木さんの当時を振り返ると、
「3か月後、一体どこに配属されるんだろう…」
(まさか、「やっぱアンタはいらない」ってクビ!?)
という不安と
配属されて、少しだけ慣れた頃に去らなきゃいけない寂しさだけでした。
そんな柏木さんをよそに
その部署の上司も女性社員も柏木さんを残し、やっぱり主に同期ちゃんに
色々な仕事を任せていきました。
同期ちゃんは、バリバリ仕事をこなしていました。
柏木さんは怒られてばかりいました。
そして、運命の(?)3か月後がやってきたのです。
上司も女性社員も同期ちゃんも柏木さんも
ほぼ全員が、同期ちゃんが残ると決定づけていました。
しかし、任命書が下ったのは
同期ちゃんだったのです!
そして、同期ちゃんが配属された次の部署は…
<またつづく>