ミステリー 「Tonnyは見た」 | とにっき

ミステリー 「Tonnyは見た」



そこそこ大きな幹線道路を車で走っていました。




信号が赤になったので停車しました。




ふとミラーを見ると真後ろの車の運転席のドアが開いてます。




「シートベルトでもひっかかったのを直しているのかな?」




初めはそう思いました。




青になり走り出してしばらくするとまた赤信号にぶつかりました。




真後ろの車はさっきと同じ車なのですが、また運転席のドアが開いているのです。




いま気づいたのですがけっこう全開です。




右側を車が通ったらかなり危ないです。




「まだ何かひっかかっているのかな?それとも探し物?」




そんなこんなで青になったので少し走ったところまた赤信号。













恐る恐る後ろを見ます。











・・・ ドア全開。





「おいおい。 それはおかしいだろ~!」




思わず言葉が出てしまいました。




まじまじと観察すると後ろの車の人の表情は少しいぶかしげです。




そして、青になるとまた全開のドアを閉め何事もなく走り出すのです。












車がとまるたびにドア全開。 









・・・ ナニコレ?









私はいろいろ考えた末に二つの可能性にたどり着きました。





ケース:①  「閉所恐怖症 説」



         車はドアを閉めるとそれなりに閉所になる。




         密室の空間が耐えられず停車している間だけでも

         

         ドアを開けていたい。





ケース:②  「すごくクサイおならをしてしまった 説」



         かなりのモノを発してしまった。



         ドアを開けないとニオイがとれない。



         何回も開けないとれない。



         しかも全開で。







どっちでしょうね? 





個人的には②ですね。