こんにちは!今日の東京は雨で風も強く、桜もだいぶ散ってしまいました。今年の桜は短命でしたね。
00770a7e.JPG            

写真はキルフェボンのタルトです。甘いものは何でも大好きです。


ところで最近話題のM&Aに関して<会社は誰のものか?>というテーマで考えて見ましょう。

この質問ではライブドアのホリエモンは<株主のもの>と言っていました。商法の規定では確かにそうだし、私も同感です。というのも創業社長であれば、相応の持ち株を保有しているでしょうし、経営陣(役員)も株を持つことで、経営者としての自覚がより出るでしょう。というか自社株を全然持っていない経営者は、逆に真剣に事業をやる意思があるのか疑わしいとすら思います

では何%以上のシェアを持っていれば、株主が会社を自分のものとして支配できるかというと、こちらは明確ではありません。オーナー経営者であっても、その立場を追われることもあるし、M&Aで51%以上の株を取得しても、経営をコントロールしきれず手放すというケースも結構あります。

そういう意味では会社はモノではなく生き物といえるかもしれません

昨日、サンデープロジェクトというテレビ番組で米検索大手のGOOGLEのCEOと発光ダイオードの発明者である中村氏に田原総一郎がインタビューをしていました。
同じ様に<会社は誰のものか?>という質問に対し、2人とも明確に<株主のもの>と答えていました。

資本主義なのだから当たり前です。
「買収されるのが嫌なら公開しなければ良い」というホリエモンの意見はごくまともな意見なのです。
日本企業は伝統的な<系列>や<株式持合い>といった馴れ合いの中で事業をしてきたが、これからは欧米の考え方が少しずつ浸透していくでしょう。
その証拠に具体的に自社株買いや増配に踏み切る企業がここのところ増えています。

企業文化があまりにも違うケースでのM&Aは歴史的に見ても上手く行っていません。
かつてAOLがタイム・ワーナーを買収した時が良い例です。また今回のニッポン放送問題はAOL・タイム・ワーナーに非常に似ていると思います。

敵対的な買収はやるべきではないが、融合することでシナジー効果が発揮できるのなら、買収されるのも悪くないと思う
それなりの企業価値を評価しているのでしょうから、ソフトバンクや楽天の傘下に入れるのならIPOをするよりも良いかもしれませんね。

ホリエモンを受け入れるには、まだ今の日本では無理なのでしょうか??彼のやっていることは間違いではない・・・・がやり方が??なのでしょう。