昨日は WWEの元スーパースター タカ みちのく さんと飲みました。20年前に全米中を約5年サーキットされて活躍されていました。WWE といえば、トランプ大統領も登場した一大エンターテイメントコンテンツ。WWE会長のビンス・マクマホーンJR との億万長者対決はパロディーとして全米中の話題をさらいました。

3年前に 中邑 真輔 さんと飲んだことがあるのですが、彼も2年前からWWEに移籍し、今や大活躍。タカさんはその先駆けで、結成していた海援隊は全米でも大人気。日本時代の給料よりも一桁増えたそうです。

タカさんは体が小さいにもかかわらず、ヘビー級の大物とも対決し、相当きつかったそうです。しかしボスのビンスにかわいがられたそうで本来はジュニアヘビーなのですが、組まれたカードはすべてこなし、アメリカでは大人気でした。

「プロレスはショーですよね?」大概のレスラーというのは温厚で頭が低く優しいのですが、この質問だけは通常のレスラーにはタブーです。しかしタカさんは平然と「はい、エンターテイメントです」と言いのけた。レスラーは観客を沸かせてなんぼ。そのためには何でもするという答えにプロ根性を感じた。じつは中邑 真輔 さんも同じことを言っていた。だから二人ともアメリカで成功したのだろう。

そう、プロレスは興行であり、レスラーは役者なのだ。もう隠さなくていい。アメリカでは誰もがそれをわかっていながら、それぞれの視点で楽しんでいる。だから「誰が一番強いだろう?」とかいう質問はまったくナンセンス。プロレスは格闘技でもあるし、エンターテイメントでもある。それぞれが感じたままで楽しめばいいのです。

タカさんや中邑選手に共通するのはお客さんをいかに楽しんでエキサイトしてもらえるか?という顧客目線で戦ってきたこと。とても学びが多い飲み会でした。

最後に本人が選んだベストバウトは、Hトリプル との一戦だそうです。https://m.youtube.com/watch?v=3I-iUL2IBn4

 

ビンスの娘婿で当時の主力であった彼が本気で対決してくれたことに敬意を表していた。タカさん、またご一緒しましょうね。