今月は出版ラッシュでした。毎月平均して10冊は献本いただくのですが、今月はいつもより多く当たり月でした。ということで3回連続の書評ですので興味のない方はスルーください。今回紹介するのは 立花 岳志 さんの『「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる』。

立花さんとは今から8年前の2010年、彼がまだサラリーマンのころに知り合いました。独立を決意した直後に受講されたのが、僕が主催で三浦海岸で開催した「出版ブランディング合宿」でした。本人曰くあのときは出版はまだ夢の夢だったそうですが、あれから8年で7冊目の本を出版されるという活躍ぶり。今や日本を代表するパワーブロガーの一人です。

僕の受講生には、自由人になりたければ「とにかく情報を発信してください!」と言い続けています。最近多いクライアントは保険のライフプランナーです。個人面談ではMDRT以上の優秀な方がたくさんお見えになります。また来月も札幌と東京で某保険会社から「売らずに売れていく仕組み」の講演を依頼されています。こちらもMDRT以上の成績優秀者の方を対象にした上級レベルの内容です。保険のような「差別化があまりない商品」は商品自体は誰から買っても一緒です。であれば購買心理学の面からも「何を買うか?」ではなく「誰から買うか?」で決断するのです。つまりあなたのことが好きなファンが買ってくれるのです。

情報革命が破壊したものの一つに、「お金持ちの人たちの特権的なコミュニティー」があります。20世紀は、富裕層たちは自分たちだけで情報を囲い込み、外に出さないようにすることで「自分たちだけの特権」をエンジョイしていました。お金持ちはずっとお金持ちで、そうでない人はずっと貧困という図式が当たり前。ところがこの情報革命によって、このお金持ちの人たちの特権も奪われてしまいました。

大手メディアを独占してきた情報も個人レベルでの情報発信により洗脳されなくなりました。その証拠にフェイクニュースがこれほど話題になった時代はなかったでしょう。時代代が変わり、「フリー」や「シェア」の時代になり、どんな情報でもインターネットで無料で閲覧出来るようになりました。特権階級の人たちが内緒にしていた情報もどんどんSNSでシェアされたり、セミナーで語られたり、動画で配信されたりするようになりました。これによりネットから誰でもモノを売買できるようになりました。世の中にはたくさんのモノであふれかえり、大量生産のモノには人々は感動しなくなっています。だからこそファンを作り、ファンに向けて一点もののオリジナルな商品やサービスを販売することで、誰でも幸せで豊かなお金持ちになれるのです。

世の中はいま、定価が決まっていないサービスや商品が山ほどあります。ネットで何でも売れる時代だからこそ、「あなたから買いたい」「あなたのカウンセリングを受けたい」「あなたのセミナーを受講したい」と思われることが、重要なのです。なぜならお客さんはあなたのファンだから、面倒なことやクレームも起きません。そういう温かい人の集合体は、精神上とても心地よいので顧客満足度も高くなるのです。僕のビジネスはまさにこのファンの方たちに支えられており、だからストレスフリーで人生を送れるのです。そして、あなたの存在を知ってもらい、あなたの価値を伝える切り札が、ブログとSNSによる情報発信なのです。

僕が面談の際に最初に聞く質問があります。それは「なぜ今日はここに来られたのですか?」というもの。有難いことに多くの方から「鳥居さんのようなライフスタイルに憧れて」という言葉をいただきます。もしあなたも経済的な不安から解放され、真の自由を得たいのであれば、立花さんの新刊『「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる』を読んでみてください。僕が日ごろコンサルで語っていることがズバリ書かれています(笑) 購入はアマゾンではなく、お近くの書店でお求めください。