人気ドラマのテラスハウスに出演していた女子プロレスラーの 木村 花 さんが22歳の若さで死去しました。原因はSNS上での視聴者からの誹謗中傷で追い込まれての自殺です。番組以降、彼女のSNSには毎日100通以上の「死ね!」などの心ない投稿があったという。


僕はこのテラスハウスが大好きで、若いときにこんなシェアハウスがあったら入りたかったなと思いながら見ていました。見ず知らず男女6人でプール付きの超豪華なシェアハウスでの共同生活・・・楽しそうじゃないですか。しかも台本がないドラマということで、そのリアル感が斬新で人気となった。ちょうど撮影進行中のシーズンで今回の事件は起きた。

 

相手が誰であれ、人間の尊厳を逸脱し、死に追いやるまで追い詰める言葉での攻撃がこの人間社会で許されるはずはない。誹謗中傷するなら、それは立派な犯罪であり、殺人に加担しているということ。これを肝に命じてください。そしてそれでもやるというなら大人としての責任を取る覚悟でやりなさい。訴訟費用や名誉毀損・慰謝料・風評被害による損害その他を考えるとダメージは数百万円では済まない。人によっては億単位だろう。それでもやるというなら、そのカネを用意してからやれ!と言うことです。

 

「こいつむかつくから」自分は身の安全なところに置き、相手は攻撃するが、お金はないから払わない、責任も取らない。人間としてこれほど卑劣で卑怯な行為はないと考えます。今回の件で分かったと思うが、ヒトを殺すのには刃物も銃もいらない。人を傷つける 言葉 だけで充分なのです。

 

木村 花 さんの死を無駄にせずに、日本全体がいじめのない住みやすい国・優しい人で溢れた国になることを願ってやみません。花さんには申し訳ないが、この死が日本社会全体で今回のことを考えるきっかけとなったなったのは喜ばしいと思う。彼女は有名人だから話題になったけど実際には同じようなことでその影で何万人の人が自殺に追い込まれてるのかこの機会に考えて欲しい。

 

最後に「ZOZO」の前澤友作さんが自身のツイッターでSNS上での誹謗中傷に断固とした態度を取るべきと訴えてた内容がとても共感できたので以下、転載します。

「誹謗中傷する人は犯罪者だ。 何度も繰り返すしエスカレートする。弁護士や警察に相談して告訴したり 被害届けを出そう。 被害者のアクションが全体の抑止力になる。 僕もスルーせずにこれからは遠慮なく被害届けを出す。そうでもしないと犯罪者は 自分の罪に気づかないし、更生もしない。スルーは犯罪者を野放しにし、犯罪を見過ごすこと。誰かが見つけて止めさせないと被害が拡大する。 自分は耐えらても、耐えられない人に被害が及んだ時、悲しいことが起きる。少なくとも自分が誹謗中傷行為を見つけてしまった場合、見過ごさずに行動しようと思う」

前澤さんの意見に激しく賛同し、こういう有名人が声を上げてくれてとても心強く思いました。

あらためて花さんの心からの冥福をお祈りします。