うさぎとマツコの往復書簡~悟りという大ペテンから、天国(地獄)への階段~
『うさぎとマツコの往復書簡』著 中村うさぎ、マツコデラックス というタイトルだけで面白そう!と思ってついつい購入してしまいました。
iPadで往復書簡を読みながら、Led Zeppelinの天国への階段を聞いていたのですが、ふと我に返ると、シュールな自分に一人笑ってしまいました。
こんにちは「なかだ」です^^
そういえば、顧問税理士さんと打ち合わせをしていて、今年は研究費と新聞図書費だけで約300万円を超える予想でした。
ブログが書けないです、、、と対面セッション生に言われるのですが、アウトプット以前に我々はインプットが全然足りていない方も多いのかもしれませんね。
僕は自慢出来る程自己投資をしている方ではないのですが、そう思いませんか?
差別思想になると困るのですが、暇人なスピリチュアリズムさん(君)はもっとクレイジーに、もっと真剣に人生にチャレンジしてみては如何でしょうか。お手て振りほどいて全力疾走してみては如何でしょうか。と最近は提案を行っています。
放っておいたら人間は安きに流れますし、人生が終わってしまいますからね。また、どっちにしろ、我々は死と税金からは逃れられませんから、たった1度の人生、その旅路が終わるまでに本当にやりたいことをやり続けるべきでしょう。
って、少し厳しいのは同族嫌悪もあるのかもしれません。
早く大人になりたいよね。一緒にがんばろう。(頑張っちゃいけないけど。)
また、『往復書簡』ついでに、昔何故現代の悟った人たちには奥さんがいて、子どもがいるのか?そんなことを疑問に思ったことがあったことを思い出しました。
今思えば、ブリーフシステムの選択、例えば、「不自由の中での自由」の選択であり、些細な事なのですが、中村うさぎさんが『天国って、なんてつまんない所なんだろ。』と、僕の言いたかったことを上手に表現されていて、引用してみます。
@エッシャーの円の極限。天国と地獄。
(引用開始)
私は最近、恋もセックスもない、ある意味で平穏無事な、でもとてつもなく退屈な毎日を送っているわ。男に溺れていた地獄の日々を思い出すと、男のいない平和な日常はきっと天国なんだろうけど・・・。
ああ、天国って、なんてつまんない所なんだろ。私には地獄のほうがお似合いみたい。誤解ないように言っておくけど、私は決して不幸じゃないの。むしろ満ち足りた毎日を送ってると言っていいくらいよ。
(中略)
幸せになりたかったわ。そうよ。幸せになりたくてなりたくて、欲しいものは片っ端から手に入れようとする女だったのよ、私。諦めることを知らなかったから、いつも手に入らない物をほしがってキリキリしてて、本当に苦しかった。諦められたらどんなに幸せかと、ずっと思っていたわ。
なのに、年を取って諦めることを覚え、受け入れる事を知ったら・・・どうよ?私、こんなに幸せなのに、こんなに退屈しているじゃないの?
年を取ったら自然に枯れて煩悩から解放され、静かで美しい諦念の境地に達し、いわゆる「足るを知る」的な悟りを得て、平穏にして幸福なる老後を迎えるのが理想なのだと思ってた。
(中略)
そういう意味では、私は確実に理想の老境に近づいているんだけど、なんと、その「理想の悟りの境地」とやらが、まったく性に合わない事に気づいたわけよ。
私、いろんな事に騙されて生きてきたけど、最終的にこれほどひどいペテンが待っているとは思いも寄らなかったわ!
そう。今思えば私の人生って、自分の中に植え込まれてきた数々のペテンに気づく事だった。
(引用終了)
そう。今思えば私の人生って、自分の中に植え込まれてきた数々のペテンに気づく事だった。
【参考書籍】
うさぎとマツコの往復書簡/毎日新聞社
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愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡/毎日新聞社
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