● コミュニティの進化と自由と階層性〜生き残るコミュニティ、淘汰されるコミュニティの違い
革命的な思考を受け入れるには時間が必要だ。
ベンジャミンフランクルメダル賞（物理学版ノーベル賞）物理学者エイドリアン・べジャン
プロ１２年目の最新の認知科学に基づく気功とコーチングを超具体的ステップでマスターするなかだ塾を主催していて、
年間１００〜２５０冊以上の書籍や論文を約１０年以上読み続けている、中田です。
本日は「なかだ塾週報会」です＾＾
また、4月1日から5月11日の「なかだ塾マスタークラス２実践編」まで、サバティカル休暇（長期休暇）を頂きます。
これはビルゲイツが年に２回山荘などに籠って集中的に本を読んで考える読書週間（ThinkWeek）のように、「生産性を上げる実験」として初の試みです。どう結果が出るか楽しみです。
で、「サポートはどうなるんじゃい！？」とメンバーさんやクライアントさんは不安になるかもしれませんが、4月1日スタートのなかだ塾オンラインやなかだ塾オンラインセッション、なかだ塾マスタークラスセッション、週報会（やなかだ塾ワークス）などは通常通り行いますので、ご安心ください。
お金を一度も払っていない新規の方の対応は、対応が長引くリスクを考えて「１ヶ月後にお願いします」とメールをして待ってもらうことになるかもしれません。
こちらはよろしくお願いします。
さて、今日はちょっとIQ高めの話をします。
作家の橘玲さんの新刊「テクノ・リバタリアン世界を変える唯一の思想」、物理学者エイドリアン・べジャン「自由と進化 コンストラクタル法則による社会・科学の階層性」を読んでいました。
・「自由と進化」の書籍はちょっと前まで入荷未定で、kindle本はありましたが、紙本はなかなか購入できない状況が続いていました。
物理学者べジャンのコンストラクタル法則シリーズは全三部作だったらしく、前作「流れといのち万物を支配するコンストラクタル
法則」は2019年ごろのなかだアカデミーで解説しました。
過去記事から引用します！
知識のところが分かりやすいと思うので、ｐ２９２「知識の流れとかたち」から引用します。
知識はそれを持っている人から、持っていなくて必要としている人へと、一方通行で自然に広まる。なぜ、自然に広まるのか。知識（デザイン変更）は人間を動きやすくするからであり、また、より大きな流れに向かっていく傾向は自然で普遍艇だからだ。知識の量が多い人と少ない人との境界は、時とともに前進する。「高」が「低」に浸透していく。「高」には知識のある人々がいて、「低」の人々よりも多く動いている。私たちはこの自然の傾向を他のいくつかの呼び名で知っている後程、ことわざや格言を挙げて紹介しよう。
・流れに乗れ
・最短経路を見つけよ
・目的は手段を正当化する
・その日を掴め！
・なんでもあり
・郷に入っては郷に従え
・すべての道はローマに通じる
・良いモノには巻かれろ
・誰もが勝者を愛する
・何かをやってもらいたければ、忙しい人に頼め
・富める者はますます富む
・賢者は考えを改める能力で知られる
・二度目の機会は良いものだ
・時代は変わった
・時間は味方
流れといのち 万物の進化を支配するコンストラクタル法則より「知識の流れとかたち」
・2019-05-26 20:00:00
衝撃だったのは、経済格差を含めた世の中の階層性（と不平等）は、「物理法則であるコンストラクタル法則によれば必然である」ということでした。
「コミュニティにも適応される」ってのはスコトーマが外れました。
と同時に、気功業界やコーチング業界、ビジネス業界などで認定を発行している団体がたくさんありますが、そこで自由度が担保されていないコミュニティが硬直化し、不平等に苛まれて、淘汰されていく理由がこれで説明できるようになりました。
コンストラクタル法則によれば、「そこに自由があるかどうか」がとても重要なファクターのようです。
自由がないコミュニティは、遅かれ早かれ崩壊しますが、かなり早く崩壊すると予測できます。
デューク大学で私が所属する学科では、階層性と多様性が自然に、人知れず出現した。それは、絵に描いたような古き良き時代のことだった。その階層性と多様性は、上からの命令の結果ではなかった。ただし、上からの命令は絶えなかったが。階層性と多様性が現れたのは、斬新なアイデアを追求したり、学生たちの生活を方向付けてそれに権利を与えたりする上での自由のおかげだった。私たちは、出身も肌の色もパスポートも関係ない、一流のスポーツチームに似ていた。新しい選手でも、プレイの仕方を心得ていれば、プレイできた。多様性が実現すると、才能や能力の階層性も現れ、それが全体のためになった。これこそ、古き良き時代の優れた大学のデザインだ。p５７同書 「階層性」より
僕もコンストラクタル法則を理解するのに20年かかったというべジャンのお弟子さんのように、全てを理解できているわけではありませんが、コンストラクタル法則は、なかだアカデミーという2020年（４年前）の講座でも解説しましたが、「流動系は、時の流れの中で存続する（生きる）ためには、その系の流れへのより良いアクセスを提供するように『自由』に進化しなくてはならない」という物理法則です。
簡単にいうと、「樹木、体の構造、スポーツの記録、社会の階層性、経済、グローバル化、道路、メディア、文化、教育など生物か、無生物か問わず、全ての形は、自由を与えられれば、よりよく流れる形に進化する」という法則です。
例えば、自由が拡大すれば必然的に階層化が進み、社会がより豊かにより自由になるほど、階層性（不平等）は拡大していきます。ここには冷酷な進化の法則があるだけで、どこにも不公正なことは起きていません。
のような物理の第一原理であり、2018年に物理学のノーベル賞であるベンジャミン・フランクル賞を受賞したことで、学術界でも正しいことが証差されることになりました。
例えば、組織運営やコミュニティも、階層化は自由であるが故に自然に発生し、変容し、進化し続けます。一方、自由が存在しない環境では硬直した組織と不平等だけが残っていくことになります。
組織の進化的な目的はより効率的に情報が流れるようにすることなので、自由で風通しの良い組織だけが生き残り、そうでないものは淘汰されていってしまいます。
日本社会が長い停滞にあるのは、サラリーマンが会社に「停滞し」、ゾンビ企業が市場に「停滞」しているからのようです。さらに、中国のような独裁的・専制的な国家がいずれ行き詰まることを予測してしまいます。
冒頭の認定ビジネスの場合だと、コンストラクタル法則によれば 情報をより早く流れて、自由度があるようにするならば、存続の可能性は出てきますね。
個人的な体験も含めて、認定や資格を取ったし、階層性はあるけど、情報の流れが悪いとか、自由度がないってところの方が圧倒的に多いような気がしていますね。
最後に、コミュニティや組織運営でコンストラクタル法則の観点から言及しているビジネスマンやリーダーを見たことがないのですが、コミュニティ運営の進化と自由と階層性を考える上で、必須の法則だとは思いました。
あなたのコミュニティに「自由」はあるでしょうか。
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【参考書籍】
原宿・北参道・新宿・渋谷・恵比寿・表参道・池袋・六本木・東京・世田谷などからお越しいただいています。
●プロフィール
はじめまして。
最新の認知科学に基づいたコーチング＆ヒーリングを同時にマスターできる世界に１つだけの習得レッスンとは？
2012年からプロ11年目の「圧倒的に体感が違う！」「２か月で月収数万円から１５０万円に」「ゴールを達成できた」などの声で支持される 言語と非言語の脳内書き換え術を超具体的ステップでマスター！
「なかだ塾」を主催しています、中田真広と申します。
僕は2012年に「気功師として人を幸せにする」というゴールを設定してから、気功を本格的に習い始めました。
はじめての遠隔気功で数十年来の花粉症を治し、いけるのではないか！と気功師としての道がスタートし、たくさんの人を施術してきました。（700件以上の感想があります）
当時は、僕自身も体調不良だったのですが、気功をやっていくうちに冷え性や腰痛が治りました。
そこから数年で、気功を教えて欲しいという依頼が増えてきたため、ヒーラーを養成する講座を始めました。
当時、ヒーラーの仕事だけで、たった数年で、年商1000万円を突破した人は、認知科学系気功師でもほとんどいない実績だと思います。
同時に、2012年から認知科学者の苫米地英人博士に師事しながら、2017年に苫米地式コーチングやTICEコーチングを直接受け、現状の外側にゴールを設定し、want toで抽象度の高く利他的なを増やす活動も始め、毎年パーソナルコーチングをしています。
また、2017年頃から「今の幸せ、2021年以降の幸せ」という人工知能・ＡＩ時代に備えて準備していく必要があると考え、年間ヒーラー養成講座のなかだブートキャンプ、なかだアカデミー、なかだラボラトリーなどを毎年開催してきました。この頃はわりとクローズドでした。
そんな中、2021年頃から60万円の気功師養成講座に通ったけれどほとんどの人が気功技術を使えていなかった、150万円の講座に出たけれどダメだったなど様々な他所のダメだったご相談を頂くうちに、ちゃんとサポートしてくれる講座を作るべきだ、ホンモノを届けたいと考え、「なかだ塾」を開催するようになりました。
ビジネスコンサルとしては、日本一のマーケッターさんに師事したりもしてきたので、開業指導も他所に比べて独自ノウハウがあり、手厚く、実際に成果も出ています。２か月で月収数万円から１５０万円に。0スタートの方が半年後に20万円の講座が売れたなど。
2012年頃のブログタイトルは、「認知科学に基づく初心者でもできる気功・ヒーリングのコツ」だったように、初心者に優しくわかりやすく教えることに定評がある。誰が見ても温和な性格なので、怒ることもほぼないです＾＾
ただ、ニセモノや薄っぺらいもの、大衆的なものが苦手なので、そういうのには厳しいかも。
趣味は読書と筋トレ。年間100冊～200冊以上の書籍を読むので、圧倒的な知識量を活かしたセッションも好評！
筋トレはベンチプレス100kgを上げる。あと、遊戯王カードを少々と、クラシック全国3位のギター。
お客様の感想700件を突破。
バーチャル講座200本突破。
ブログ記事3000記事突破。
起業して3年目で会社を設立と同時に年商1000万円を突破。（現１０年目）
書籍5冊出版、全巻Amazon起業、成功哲学、美容、ダイエットランキング1位を獲得。
株式会社なかだ 代表取締役 中田真広