アイコンママブロネタ「学校のこと」からの投稿




10月15日の朝日新聞より。

数学教育は「ゆとり教育」で
格差が広がったという話題。

これは
マークシート方式の
大学入試が原因の一つだとは
桜美林大学教授(数学教育)の
芳沢光雄教授。


論理的に考え、書く力 (光文社新書)/光文社

¥799
Amazon.co.jp


芳沢光雄教授曰く
数学は自分の手で数式や文章を書き、
筋道を立てて考える事が重要な
のに

「答えが合っていればそれでいい」


という安易な考えが蔓延し、
途中の過程を考えなくなってしまった。


採点ミスを防ぐ為として、
一部の東京都立高校入試では来春から
マークシートの導入が決まったが
これは本末転倒。


試験は記述式で出題すべきで
採点はしっかり人員を確保して
行うべき。


数学で特に重要なのは証明問題。

中学の数学教科書の主要2社を調べてみると
1970年はいずれも200問程度あった
証明問題の数は
2002年には60数問に激減。


30年あまりの間に
3分の1以下になってしまった。


これらは「ゆとり教育」の弊害で、
親に経済力があれば
学校の勉強で足りない分を塾で補えるが
そうでない層の子供は置いていかれる。


数学は本来、数や数式を使って
物事を説明する力を養う教科。

しかし教育現場ではそれができていないのが実情。

グローバル化時代に
様々な国の人達と論理的に論議出来る
力を養うためにも、もっと時間とお金を注ぐべきで
「ゆとり教育」は一気に格差を拡大させた。

また、非言語的な論理が算数
言語的な論理が国語。

数学者の芳沢光雄教授は
国際化の時代には論理が重要で、
異文化の人を説得する道具は
論理しかないと説く。


明治維新の際に日本の文化摂取が
うまくいったのは、
寺子屋の普及のおかげで、
一般市民の読み書き、そろばんのレベルが
高かったから。


当時の武士たちもかなり
レベルの高い和算や漢文を習っていたので、
英語やヨーロッパ語が出来なくとも
留学した際の語学や科学、
法律体系の理解や取得が
うまくいったといわれているほど。


また、私立中学受験にしても
高校受験にしても
国公立大学受験においても
難関と言われる学校になればなるほど、
数学の問題が難しくなる。


なぜなら、
それは受験生を選別するのに
難しい数学が一番選別を
容易
にするため。

東大入試でさえ、
文系の文系科目においては
実力が拮抗するものだが
これに数学を課せば
いとも簡単に選別出来るという。


これが東大の文系は数学四問のうち
一問半できれば合格すると言われる訳。


東大だけでなく、受験生の多い難関校(中、高、大)は
皆この方法を採用するが
医学科もしかり。

だからこそ、
難関校を勝ち抜こうとする受験生達は、
数学の勉強が一番重要となる。


数学は本来、考える能力を養う学問で
難しい問題を寝ないで考える、
解けなくても考えただけ数学の頭は磨かれる。


これは特に私立中学受験の問題に多い。

しかし高校、大学受験と
年齢が上がるにつれて
数式や論理で解ける問題も増え、
解法パターンを身につけている
ほど問題が解きやすくなるのも事実。


『数学は暗記』という
和田秀樹氏の有名な本があるが
あの暗記というのも
答えをすぐみてしまう方法だと
解答さえ理解できていないのに、
出来たように思い上がってしまい、

結局実力は
ついていないというパターンが多い
とはスグル。

はやり数学というのは、
一定の時間は自分の頭で考えてみて
それでも分からなければ
答えを見て理解するというのが
大切なのだ。


その際、
答えも一生懸命理解するというのが
効果的数学の勉強法。


また数学難問に大切なのは計算力。

いくら解法を暗記しても、
入試問題にしろ、応用問題にしろ
そのとおりの問題がでるわけではない。


覚えた解法の使えそうなものを
何度か試してみて
一つのやり方がダメなら、別を試す。
その速度に役立つのが実は計算力。


実はスグルは今の医学科において
クレペリンテスト(CLICK!)
が実施された際、
学年で一番ミスが少なく
量もこなせたという実績の持ち主。


スグルの数学力の秘密は
実は計算の正確さと早さだった。


今の数学教育は30年前と比べると
その内容は3分の1になったという事を
今の親達は認識してほしい。


学校教育だけに任せておいては
無理がある・・・。


ラブレターお読み頂きましたらコチラをポチひらめき電球
    ↓         ↓
にほんブログ村 受験ブログ 大学受験(本人・親)へ
にほんブログ村
 ❤CLICKありがとうございます❤


リボン 本日コラムニスト 第2位♪