アイコンママブロネタ「成長記録」からの投稿



医学科に入ってから
スグルは勉強に対する意識が
変わったように思う。


どう変わったのか?と言えば

自分に厳しくなった・・・。

医学科に入ってから
スグルの口癖はこう。

「熱があっても試験に合格出来るぐらいじゃないとな。」

医学科に入ってからのスグルは
最近、いつも私にこの一言を漏らす。

高校時代や浪人時代も
その精神や意気込みがあったら
三浪もしなかっただろう
と内心思うが

これがスグルの成長過程であり、
自分で掴んだ人生訓
なのだから
それもしょうがない。

医学科の受験を振り返って見る時
他学部よりずっと浪人生が多いが、
残念ながら何年も浪人すれば
必ず受かる試験ではないのが過酷な
医学科というところ。


そうかと思うと、
現役生できっちり
医学科に合格する人もいるわけで
この違いは何なのだろう?


トップ進学高校の生徒でさえ
医学科に入れるのは
そのうちの上位陣に限られるというから
必ずしも学力だけではないと思える。

学力以外の何か。

センター試験を試験当日に
9割以上叩き出す学力を
つけるには?


スグルが浪人生の時は
禅の問答のように
毎日この問いが私の頭の中で
渦巻いていた。


今思えば、その答えはひとつだけ。

「やるべき時に、やるべきことをしっかりやりこなす。」
という本人の決意と
自己管理能力という意識の高さに尽きる。

スグルは医学科に入って、
自己管理能力が極めて高くなったのだ。

これはたぶん
周りの優秀な同級生達や先輩を
目の当たりにして、
自ら学び感じたことなのだろう
と思う。

私立中堅校においては、
それほど自分を律する事が無くとも
試験前に勉強すれば、
容易く上位に食い込めていたという甘さ。

その甘さから、医学科受験においても
自分の能力への過信
スグルにはあった。


しかし二浪しても
国公立医学科への桜は咲かず
浪人は二浪までという夫の教育方針で、
一度は断念させられ
そこで初めてスグルは目が覚めた。

後一年だけという約束で
医学科浪人を夫に懇願し、
許されたその年、
スグルの頑張りは目を見張るようだった。


ご飯を食べる事も忘れていたと言うし
実際、この一年で
スグルは10キロも痩せたのだ。

その一年はまさに
スグルが医学科合格へ向けて
自己管理能力を精一杯自覚し
意識を高めることに成功した年だった。


遊びたい、怠けたいという
自分の弱さに打ち勝ち
着々とやるべき事を見据えて遂行する
地道な努力と実行力。


一言で言えば
この二つを意識的に実行出来たことが
結果的に医学科合格への鍵だったように
思える。


受験技術やテクニックは
塾や受験アドバイザー達に教えられても
誘惑に負けない自己管理能力と地道な努力は
本人の意識なくしては到底成し得ないこと。


そう思う時
スグルにとって医学科受験は
自分を鍛える為の
道筋であったように思える。


現役で受かる生徒というのは
この意識が最初から高い生徒達なのだ。

運動部を最後まで続けて、
それでもセンター試験で
9割を叩き出すというのは相当なものだが
そんな受験生も実際存在するのが
医学科の凄さ。


現役生には時間が無く
受験当日までという限られた時間においても
それだけのことをやり遂げる実行力は
並大抵のものではない。


現役生には時間が無いからこそ
集中力が求められ
要領や効率化がはじめて生きていくる。


スグルは
医学科受験を制する事によって
自らを制する事も学んだのだ。


そして入学後には同級生達に
試験に対する取り組み方の熱意も学んだ。


それが最近の口癖
「熱があっても試験に合格出来るぐらいじゃないとな。」
に繋がっている。

スグルにとって医学科進学は
自分の人生を決める
大切な分岐点だった
わけだが
それは同時に
彼の人格をも鍛え上げたように思う。

自分の弱さを克服した先に
医学科合格はあった。


医学科受験は
スグルを成長させる道筋だったのだ。

私はスグルが将来
医師になるということよりも

自分の弱さに向き合い、
それを克服し
その成長した姿が

今は何よりも嬉しい・・・。


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