アイコンママブロネタ「学校のこと」からの投稿



読者様より。コスモス
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中学受験を目指す5年生です。

幼児期からパズルなどはすきでしたが
今は計算が苦手のようです。

因みに人参をぶら下がるような
ご褒美はありましたか?

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今思えば、
中学受験をするということは
国の指導要領とは違った教育を
受けさせるということ。


そこには、中高一貫校の教育で
中学と高校の勉強6年間を
均等にして勉強させるという
利点がある。


その言葉を裏付けているのは
和田秀樹氏が灘校に通った際、
教師達に言われた言葉。


和田氏が灘中に入った時、
数学と英語教師にはそれぞれ
こう言われたという。

英語教師には

日本の教科書は
中学と高校では違い過ぎる。

中学は義務教育で、
高校は選択だからそうなのだろうが
あまりにひどい。

中学三年間で教科書に出てくる単語は
たったの1000なのに
高校の三年間では5000だ。


東大に入りたかったら一万は覚えないといけない。

これでは高校時代に無理が掛かり過ぎる。

そこでこの学校では六年間で
最低6000ということで
一年に1000覚えることにする。

これによって高校範囲を四年かけて勉強し
高校三年生の初めにはすでに多くの同級生が
十分東大に合格出来るレベルに英語は達していた。

数学教師からはこう。

「中学校の数学は簡単過ぎるが
高校の数学は違う。
数Ⅰから数Ⅲまでやることが多すぎる。


高校三年間で終わらせるには無理がある。

だから中学の教科書を一年で終わらせ
そのかわり高校の教科書は
四年かけてあげるから。


これが勝ち組教育という中高一貫校の本質。

こう書けば、
なんと素晴らしい教育方針だろうと
親なら誰しも納得し、
できることならこんな教育を受けさせて
我が
子を勝ち組にしたいと思うのは
十分に理解できる。

しかしそこにも大きな落とし穴がある。

この指導方針は、裏をかえせば、
六年間の学校の場合
学習内容を前倒しでガンガンやらせることにある。

生徒の発達段階などは
まったく考慮されないという点。


当然、
授業のスピードについていけない子供達が
確実に出てくる。


スピードについてついていけない生徒達は
中学から高校に上がる際、
退学を迫られることになる。


進学実績を上げたい学校サイドは
足手まといの生徒はいらないというのが本音。

そこには私学という運営も絡んでくるから。

選抜された中高一貫校の上位層達は
相当出来る生徒がけっこういるのも事実。

上位層達は
一貫校のスピードについていけるべき
記憶力や集中力という勉強の前段階の習慣が
身についているもの。


だからそんなに
がむしゃらに勉強しなくても
成績は上位を保てる人種。


どちらかと言えば
スグルもこの部類だった。

高校二年の時の面談では、担任教師にこう。

「同じ選抜組の生徒達は目の色を変えて
皆、必死で勉強しているんだそ。
君程度の勉強時間でこの順位を保てるのは
親に感謝だな。」


親に感謝だなは、どんな意味だったのか
今でも時々考えるが
私が比較的若くして産んだ子供なので
その点が有利だということなのだろうか?


しかし努力を怠ったスグルは
ご存知のとおり三浪も経ての今。

目の色を変えて勉強していた同級生達は
現役で国公立大学の東大や国公立医学科に
進学していった。


そう考える時、最後は努力する人には
勝てないという事をスグルは知ったのではないか
と思う。


もとい、
中学受験に必要な計算力に必要不可欠な事は
一回で正解することにある。


「ます計算」のようなスピードや単純なものは
受験に必要な計算力はつかない。

複雑で高度なレベルの問題を練習する必要があ
る。

丁寧に集中して計算し、
一回で確実に正解することが大切。


問題数は多くなくてもかまわない。(10問以下)

①練習時間は20分以下。あくまでも基礎なので
 長時間やることは無意味。

②練習時間は朝、登校前が理想的。
 この時間は勉強時間にはカウントしない。

③「計算」練習の問題は入試に出題されているレベルを
 中心に10題程度を確実に
 一回で正解することを目標に。


スグルや娘の通う私立小学校では、
毎朝必ず、
中学受験用の計算と漢字テストが行われていた。


だからこそ、
スグルが公立小学校に転校した際
朝礼で九九を暗唱していたことに
親の私は仰天したのである。


私立小学校では、
中学入試問題の計算練習をし
公立小学校では五年生で
九九の暗唱というこのレベルの差に。

公立小学校に通う場合には、
家庭で親がやらせなければならない
ことが多くなることも実感した。


最後にご褒美 プレゼントについて。

スグルは大の文房具マニアだったから
中学受験塾に通い、
成績が良かった時には
最新のシャーペンをよく買わされたもの。


フルだけで芯が出てくるものや
長時間使っていても疲れないものなど
私も一緒につきあわされたので
その手の文具にはちょっと詳しい。

よく消える消しゴムなんていうのも
あったかもしれない。

しかし、成績によって
モノを買ってもらった子供は
その瞬間は嬉しいだろうけれど、
やがてすぐ
その気持ちは消え去るもの。


子供の本当の幸せは
豊富な知識という好奇心。

目にはみえないが
こちらのほうが一生、永遠に使える


子供の宝となるに違いない・・・。

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