アイコンママブロネタ「ママの悩み」からの投稿


読者様より。 雪だるま
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数日後に迫ったセンター試験。

娘は不安で不安で泣き出してしまったほどです。

国立の医学部医学科を志しています。

塾にも通わず、1人で一生懸命がんばってきました。

本当に努力の人なのです。

私達はサラリーマン家庭です。

彼女の頑張りがどれほどなのか…。

いつもそばで見守っている私達が
1番よくわかっているのです。

根拠のある励ましが欲しい。
そう、切に望んでいます。

ブログに書かれていた言葉を読ませていただき、
何かアドバイスいただけたらと思い
メッセージ送らせていただきます。


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去年は毎朝三時半に起きて
ブログを書く生活だった。

しかし、去年の秋頃から
母がまったく家事も出来なくなり

今は、ブログを書いていた時間に
彼女の食事の支度をしてから
会社に行く生活。


そんな理由から
今年はもうブログから距離を置く
つもりでいた。


しかし、読者様より切実なメッセージを頂いたので
それについて一言。

昨日は成人式。

(二十歳になった皆様おめでとうございます❤)

ちょうど、二十年前の一月十七日
あの阪神淡路大震災が襲った日だったという。

TVで語ったある母は、
地震の四日前に帝王切開で
我が子を出産。


しかしあの地震で、
子供は新生児室のベッドから
投げ出され、それが元で
知的障害になってしまったという。


母は四日前に子供を産んでしまった事を
どんなに子供に詫びたことだろうか?

子供が二十歳になるまで、
泣く事のほうが多かった
子育てだった。


しかしその子も今年、二十歳になり
地元のスーパーに就職。


子供がこれまでになるには、
辛い事も多かったけれど
それでも、自分は多くの人達に
支えられている事を実感できた
二十年だったと語る。


そして。

そんな人生だったけれど、ヒロくん。

私を母にしてくれてありがとう・・・・。

思わず頬に涙が伝った。

この母の気持ちを思う時
どんなに葛藤の多い
子育てだっただろうか?


親は子供を授かる時
まずは無事に普通に生まれる事
だたそれだけを願うもの。


しかし無事に生まれたにもかかわらず
大震災という不可抗力で
我が子が知的障害を負ってしまう。


そんな事があの二十年前に
あった事なのだと
今更ながら知ると同時に

子供の知的障害を受け入れて生きてきた
母の強さと健気さが心に刺さった。


受験前になると、
親のほうが不安になって
オロオロしてしまうことがよくある。


中学受験の頃はまさに私がコレだった。

挙句、
その結果に打ちひしがれたのも
スグルより私のほうであったという
未熟さ。


それは今思えば
結果しか見ていなかったから。

本来ならば、結果よりも
それまでスグルが
遊びたい時にも我慢して塾に通い
勉強してきた努力を認めるべきだったのだ。


なぜなら、子供の努力を一番知るのは
親であり、母なのだから。

結果を求めず、
子供の努力を認めて挙げられるのは
親にしか出来ない唯一のこと
であり
それは大学受験も同じこと。

我が家では、
スグルは国公立医学科に入るまでに
実質三浪した。

現役の頃から
三度もチャンスがあったのに
それをモノに出来なかった息子に、
もう諦めろと迫った夫。


実際、スグルは
二浪目で
医学科への夢を絶たれたのだった。

しかし、夢を絶たれても、
成績開示を見て
あと数点で合格だったコトを知る時
スグルは夢への希望が再燃する。


あの時、私は母として
心からスグルの希望を叶えたかった。

嫌、
希望を叶えられるかはわからないが

進路変更させられても
未だに、医学科へ未練を残すスグルに
もうどんな結果であっても後悔はないという
夢への決着を
つけさせてあげたかった
というのが
本音だったかもしれない。


だから
夫からあと一年というチャンスをもらった
スグルと共に、あの一年に賭けたのは
スグルだけじゃなかった・・・・。

そんなことが、今でもふっとした瞬間に
フラッシュバックする。

夫のように、日々社会に向き合う人は
どうしても
成果主義になり、結果しか見ない。

その見方は子供に対しても同じこと。

努力や過程が大事だと
頭ではわかっていても
会社では日々評価がつきもの。


いくら努力しても
成果や結果に結びつかなければ
認められない世界で生きる人
だから
ある意味、
しょうがないと言えるのかもしれない。

そんな世の中で
子供のことを盲目に信じられるのが
母親の役目。


スグルが夢に向かって
あと一年 精一杯頑張っているのだから
その努力は決して無駄にはならない。

たとえ今回結果がでなくても
将来必ず何らかのカタチで実を結ぶはず・・・。


私はあの時、固く信じたのだった。

もちろん、スグルの為には
彼の望む道へ進ませてあげたいのは
山々だが
試験は水物。

この一年、
スグルが本気を出したのなら
その結果がどうであってもいい。

彼がこれから生きていく人生において
この一年のチャンスで決着をつけ
後悔なく生きていけるのなら
それでよかった。


だからこの時期、
母親が最も求められるのは
どんなことにも動揺しないという覚悟。


成果や結果だけでなく、
子供の努力している道のりを
認められるのは
傍らにいる母であり
それこそが家庭の役割なのだ。


どんな結果でも成果でも
夢に向かって
努力したあなたは素晴らしい
それでいいという覚悟を母が持つ時

子供は自分の道を
安心して目指していける。


微動だにしない母の態度と
変わらぬ笑顔


受験生である子供にとって
何よりの応援。


受験はまさに
母になれたからこその苦労と醍醐味。

母にしてくれてありがとう。

どんな苦労も子供と共に・・・・。


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