アイコンママブロネタ「学校のこと」からの投稿


国公立大学二次試験出願が閉め切られた。

今年の志願者傾向は以下。

~国公立大2次試験 志願倍率は4.5倍~

『学部別に見ると薬学・看護系が最も高く5.4倍、
次いで医学・歯学系が5.3倍、
人文・社会系が4.5倍、農学・水産系が4.4倍、
理工系が4.2倍、教員養成系が3.9倍。



◆「努力すれば成功するは間違っている。」 為末大。

かつてオリンピックにも出場した
陸上競技選手、為末氏の言葉はこう続く。

人生の前半は努力すれば夢は叶うでいいと思う。
でもどこかのタイミングで
それを客観視しないと人生が辛い。

努力すれば夢は叶う→叶っていない現在の自分
→原因は自分の努力不足。

努力原理主義を抜けられなかった人は、
こんな自分を許せなくて何かを呪って生きていく。

努力が報われる社会ではなく
成果が報われる社会なんだと
肌で理解するのが
大人になるといふことだと思う。



思わず、スグルが
国公立医学科へ再受験を父に願いでた時の
夫の言葉が突然頭をよぎった。


それは、二浪目の成績が、
合格まであと7点足りなかったことから
あと一年、浪人させてほしいと言った時のことだ。

夫はスグルにこう言い放った。

スグル、よく聞け。

結果のでない努力は努力なんて呼ばない。

きちんと結果を出している奴は
結果より努力を評価してくれなんてことは
言わないものだ。


努力の価値というのは、
その先に掴んだ結果ありきのこと。


自分がどんなに努力したかなんて
自分が知っていれば
それでいいことなんだからな。



大変厳しい言葉だったが
夫の言いたかった真意はたぶんこう。


国公立医学科に受かる人というのは
皆受験に対して
100%の力で努力している。


皆、なにげなく受かっているように見えるが、
それ相応の努力を積み重ね、
合格を掴みとったという人達
だ。


逆にスグルのように
合格に結びつかない努力は
その十分の一も努力していなかったりする。

努力というのは中途半端にしていても意味はない。

受験の時、合格ラインに達していなければ、
0点と一緒であり

たとえ1点足りなくても、
その1点はきわめて大きく、
今までの努力は水の泡と化すのだと。


ある眼科医師が浪人した時の話。

浪人が決まって、予備校に通う事になったという。

そこで予備校の自習室を覗いた時、愕然とした。

そこには、もう次の年に国公立医学科を目指す
年下の受験生達が必死で
勉強する姿を目撃したからだった。


その光景を目の当たりにした、その日から
一分たりともTVも見ず
勉強に没頭したという。


その努力が報われ、翌年には見事
国公立医学科に合格したのだが

合格した時は世間のニュースさえ
知らなかったという
から、
その努力の壮絶さがわかるというもの。


スグル自身も、
夫に浪人を許された最後の一年は
TVは部屋に置かなかったし
体重も10キロ痩せた。


食べる事も忘れていたというから、
彼なりに、本気になったのだろうと思う。

『携帯電話もほとんど鳴らず。
    スマホは今でも持ってない。』

これが当時のスグルの生活。

それでスグルは合格を手にしたから

100%本気の努力とはたぶんこのようなレベル。


だからもう一度自分に聞いてみてほしい。

自分では100%の努力をしているつもりでも、
国公立医学科へ合格した人達の100%の努力との
乖離はないのだろうかと。


かつて林修先生は努力をこう語った。

「努力は裏切らない」という言葉は不正確なんだよ。

『正しい場所で、正しい方向で
十分な量なされた努力は裏切らない。』

というべきなんだな。



僕は受験生に一カ月前に
必ずする話がある。


あと一カ月だね。
べつにキミ達が頑張ろうが頑張るまいが
俺には関係ない。
ただ、これだけは言える。

この一カ月頑張れるか頑張れないかが
一生を決めるよ。


一カ月全力で頑張れた奴は
たとえ落ちてもいいの。


そこまでの準備がたりなければ
落ちるからね。

問題は受かったけど
最後の一月がんばれなかった。
まあまあ、受かったけど
俺はひと月も頑張る事が出来ない人間なのか?
っていう思いで生きていかなければならない。

そうなるかどうかは君らの自由だよ
って話を一カ月前に必ずするんです。

一カ月頑張れるって事は実は凄い事で、
一カ月頑張れる人は一年頑張れる。

一年頑張れる人は十年頑張れる。

十年頑張れる人は一生頑張れる。


受験って結構
人間力が試される場なんですよ。


これを受験生のうちにやっておく事に
意味がある。

それは別に勉強でなくてもいい。
仕事でもいいけど

俺はひと月頑張れるぞって
自信をもって生きていくかどうか?


国公立医学科は
まぐれで受かる事など
万に一つも無い。


努力という成果が問われるまで
あと約3週間。

どうか、悔いのないように・・・。

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