アイコンママブロネタ「学校のこと」からの投稿




国公立医学科の面接というと
咄嗟に思い浮かべるのは
新聞に躍ったあの記事。

「面接0点なぜ。採点基準を教えて。」

秋田大学医学科の入試で、
筆記は高得点だった女子受験生(18歳)が
前後期とも面接0点で不合格になった。


この女子受験生は、一時期健康に不安があり、
進学をあきらめ高校卒業程度認定試験に合格。

今では普通に日常生活を送れるようになった。

主治医の影響もあり、

「医師になりたい」と志したという。

そして二次の筆記までは
9割以上の得点
だったにも関わらず
面接点が0点であった為、
合格に及ばなかったという


それに対して医学部受験に詳しい和田秀樹氏は

「10分程度の面接で、
受験生のことがどこまでわかるのか。
面接の判断基準が未公開なら
不合格とされた受験生は
対策の立てようがない。
面接官の教授陣は、
受験生のトラウマを想像するべき。」


とコメントしていた。

一方、コチラの本のの渡邊剛医師は、

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医学科の面接についてこう述べている。


『国公立医学科は医者を養成するのに
多額の税金が投入されるのは
国民の健康・福祉に貢献する医者が
世の中から必要とされているから。

国家に尽くしてもらうために、トータルとして、
何名くらいの医者が必要か、どんな医者が必要か
ということが変わってくるため、
それにあわせて入試の要件も変化する。


『近年、国公立医学科では、
入試における面接の
ウエイトを増やしたり、減らしたり、
さまざまな試みが行われている。

医学科入試の要件は一定ではなく、
社会的なニーズによって変化していくもの。

他学部以上に税金が投入されているため、
医学科入試は社会的要請の影響を
一番受けやすいとも言える。


時代背景に応じて
入試の選抜条件が変わることは
十分に予想される
ので
おもわぬところで足をすくわれないよう

世の中の流れもきちんと踏まえた上で、
学力面だけにとらわれずに
考えていったほうがよいと思う。

逆に言えば、少し、学力が低くても、
意欲が高ければ、医者になるチャンスは
出てくる可能性があります。』


国公立医学科の難しい点はまさにココ!


この様な考え方が医学科にある以上、
国公立医大といえども
その地域の求める人材が
面接点に反映されるのである。



そして、私がスグルの医学科受験に
何度も付き合わされた事で、
地方医学科の欲しい人材を肌で感じたのも、
この面接点であった。


スグルは二浪目の時、
あと7点で不合格となった。

この国公立医学科は当時、面接点が200点。

もし、この地域で欲しい人材であったなら、
(現役生や地元出身)
もしかしたら合格していたかもしれない・・・。
と今でも親馬鹿と自覚しつつ思う時がある。

親の欲目覚悟で言うと、
当時はとても悔しい思いを
したものだった。

国公立医学科の面接において、
点数の付け方は一様ではない。

スグルが二浪目、7点で落ちた大学は、
成績や内申書の点数を加算し
さらに当日面接での点数が
200点加えられるという方式。


一方、現在スグルが合格した国公立医学医科は、
はじめから持ち点が全員に与えられて、
そこから当日面接でマイナスされていく減点方式だった。


この様に国公立医学科の面接においては

『加点法』と『減点法』の二種類が
少なくとも存在する。


そこから考えると
この秋田大学の面接は、当時
『加点方式』ではないかと私は推測。

高等学校卒業程度認定試験合格者とは
高等学校を卒業した者と
同等以上の学力があると認められるが、

高等学校の課程を修了してはいないので、
大学に進学しない限り最終学歴は
中学校卒業のままになる。


この女子生徒は、
高校へは通っていないワケだから
少なくともこの時点で
高校の成績と内申点は0点になる。
(当日の本人面接でそれでも
 加点されなかった原因は不透明だが・・・)


そう考えると、
秋田大学の教授陣達の採点方法も、
まったく根拠がなかったわけでもないと
思えてくるのである。


この女子生徒は、まさに、
学校選びを間違えたのだ。

しかし、彼女のように学力が高ければ、
高校の成績や内申書の点数を加味しない
面接方法を取り入れている
国公立医学科は存在するわけで、
そのような医学科を目指すべき。


私はむしろ、国公立医学科受験生達は
自分を必要と感じてくれる大学へ
行くべきなのではないかと
密かに思っているクチ。


スグルが二浪目の時は、
親自身も最後の望みを賭けていたという
心理的弱みも抱え
当時は理不尽な思いをぬぐい切れなかったが、

今スグルを見ていると、
彼は、三浪してでも、
今の国公立医学科に行く運命だったのだなと
心底思える。



そして、今では、落ちた国公立医学科にでさえ
(落としてくれて、ありがとう。)
という気持ちさえ不思議と湧いてくる。

落としてくれたからこそ
学ぶべきものが見え、
今の素晴らしい今の学友に出会えたのだから。


『何事にも時があり、天の下の出来事には
すべて定められたときがある・・・』

(コヘレトの言葉(3:1))

2015年。
国公立医学科受験の二次試験は
あと数日後。


あなたにふさわしい場所は
きっとある・・・。


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