新年度が明けましたね。
新しい気持ちでのスタートを切る人も多いでしょう。
僕もその1人です。活動場所が4月から変わるわけではないのですが、とても新しい気持ちになっています。


3月の学生たちの演奏会は、いろいろ感じるものが多かったように思えます。

26日行われた狛江市内中学合同演奏会。
もう20回ほど毎年続いていますし、最初から知っていて関わり続けているのは、たぶん僕もだけでしょう。
きちんと指導者として関わり始めて、この演奏会をよくしていこうと指導者仲間と意識的に始めて、10年くらいの月日が経ちます。

当日、全ての団体が終わった時、指導仲間が舞台袖から舞台をみながら、
「10年だね、感慨深いね」としみじみ伝えてくれて、
「そうだね」と返した。

年々レベルが上がっている4中学。裏方達も毎回反省会をしながら、よりスムーズな演奏会を目指してきました。顧問との連携。
卒業生達が、ステージスタッフとして率先して動いてくれる。
10年前は、
朝から楽器搬入して、午前のリハで自分たち数人でセッティングして、サウンドチェックして、セッティング変えて、指揮振ってを繰り返し、そのまま本番でもセッティング変えて、指揮振って、気がついたら夕方で終演して、トラックへ、、、
全部終わる頃には、身体中だるく疲れ切ってみたいな毎年だった。

今は、高校生、大学生がセッティングや積み込み指示をやってくれる。
僕らの負担はだいぶ軽減された。


演奏もとても良かった。気持ちが昂ぶる演奏というだけでなく、何か納得のいく説得力のある演奏が出来たと思う。

本当に会全体の成長を感じる。

聴きにきてくれた友人が、メッセージをくれた。

こんにちは。
仕事の合間に音楽が聴けて豊かな一日でした。
ありがとう。
石黒さんの仕事を見たね。
1年生から3年間とかではなく、10年とかそういうスパンで狛江の音楽の底上げをして来た感じが伝わってたよ。


とても嬉しいメッセージだった。
彼は数年前にもこの演奏会に来てくれた。
僕らがやってきたことが、客席に伝わったんだなって感じた。

今年卒業する生徒の保護者からも、お言葉をもらった。
「うちの子の祖父母も聴きに来たんですけど、祖父母が言ってました。
先生がいる演奏会なら来年も聴きに行きます。」

なんと嬉しい言葉なのだろう。
中身のある演奏が出来るようになった。
中学生達とチームとして表現して魅せることが出来始めた。

去年卒業の保護者も聴きに来てくれて、直接聴けない、卒業した娘のためにビデオ撮影までしてくれた。
なんか本当にしみじみ嬉しい。

新年度からもまた新たな気持ちで、新チームとより良いチーム作りに励もうと思う。

また新1年生との出会いが楽しみだ。